ワコール「10歳キラキラ白書」イマドキ女子は一生働き続けたい
リセマム2019年3月5日(火)12時45分
ワコールは2019年3月1日、10歳を中心とした成長期の女子を対象に実施した意識調査結果をまとめた「10歳キラキラ白書2019年版」を発表した。母親が働いている女子の多くは、「自分も一生働き続けたい」と考えていることがわかった。
ワコールは2015年から、身体面・環境面ともに大きな変化が生まれる10歳の女子にとって大切なことを伝える「10歳の未来プロジェクト」を行っている。プロジェクト活動の一環として、10歳を中心とした成長期の女子を対象に実施した意識調査結果を「10歳キラキラ白書2019年版」にまとめて発表した。
「10歳キラキラ白書2019年版」では、女性の社会進出に伴い、共働き家庭が増加していることに着目。目白大学の小野寺敦子教授監修・分析のもと、10歳女子が描く「結婚観・仕事観と、それに及ぼす父親の影響」について調査した。
調査は、ワコールが運営する小学生・中学生の女の子向け下着の悩みを解説するWebサイト「ガールズばでなび」を訪問した5歳~18歳の女子3,963人(うち10歳は386人)を対象に実施した。調査期間は2018年8月~12月。
「女子が結婚をして子どもが生まれたら仕事を辞めた方が良いか」という質問に、「あまりそう思わない」41%、「まったくそう思わない」25%と、合わせて66%が「そう思わない」と回答した。自身の将来のイメージについては、「仕事は一生続けたい」37.9%が最多。ついで、「まだわからない」29.9%、「仕事をして結婚したら仕事はやめたい」23.6%などであった。
母親が働いているかという質問には、76.3%(10歳女子は73.8%)が「働いている」と回答。「仕事は一生続けたい」と回答した10歳女子の80%が「母親が働いている」ことがわかった。
このことから、働く母親の存在が、「女性が結婚しても働き続ける」という子どもの“非伝統的性役割観”の形成につながっていると考えられる。また、“非伝統的性役割観”を育むのは、父親の家事参加も影響を与えていた。
父親と娘のコミュニケーション(会話する、一緒に外出する)量は、父親の家事への参加度に大きく関係していることが明らかになった。また、父親と娘とのコミュニケーション量は10歳から減少している。
10歳女子の「ジェンダー意識」についての調査では、「女子は男子よりも丁寧な言葉遣いの方が良いと思う」に71.6%が「そう思う(すごくそう思う・少しそう思う)」と回答。「女子は男子よりも料理が上手にできた方が良い」85%、「男子は男らしく、女子は女らしくするのが良い」57.7%が「そう思う(すごくそう思う・少しそう思う)」と回答している。
化粧について「いつもする」1%、「時々する」32%。恋をしているかという質問には、69%が「恋をしている」と回答した。10歳女子のジェンダー意識は高く、化粧や恋をしている女子ほどジェンダー意識が高いことがわかった。
監修・分析を担当した小野寺教授は、「今の10歳女子が将来、結婚・子育て・仕事をしながら充実した生活を送っていくためには、親自身が女だから/男だからという意識で子どもを育てるのではなく、『自分らしさ』を大切にしている姿を子どもたちに示すことが必要になるのではないか」とコメントしている。
ワコールは2015年から、身体面・環境面ともに大きな変化が生まれる10歳の女子にとって大切なことを伝える「10歳の未来プロジェクト」を行っている。プロジェクト活動の一環として、10歳を中心とした成長期の女子を対象に実施した意識調査結果を「10歳キラキラ白書2019年版」にまとめて発表した。
「10歳キラキラ白書2019年版」では、女性の社会進出に伴い、共働き家庭が増加していることに着目。目白大学の小野寺敦子教授監修・分析のもと、10歳女子が描く「結婚観・仕事観と、それに及ぼす父親の影響」について調査した。
調査は、ワコールが運営する小学生・中学生の女の子向け下着の悩みを解説するWebサイト「ガールズばでなび」を訪問した5歳~18歳の女子3,963人(うち10歳は386人)を対象に実施した。調査期間は2018年8月~12月。
「女子が結婚をして子どもが生まれたら仕事を辞めた方が良いか」という質問に、「あまりそう思わない」41%、「まったくそう思わない」25%と、合わせて66%が「そう思わない」と回答した。自身の将来のイメージについては、「仕事は一生続けたい」37.9%が最多。ついで、「まだわからない」29.9%、「仕事をして結婚したら仕事はやめたい」23.6%などであった。
母親が働いているかという質問には、76.3%(10歳女子は73.8%)が「働いている」と回答。「仕事は一生続けたい」と回答した10歳女子の80%が「母親が働いている」ことがわかった。
このことから、働く母親の存在が、「女性が結婚しても働き続ける」という子どもの“非伝統的性役割観”の形成につながっていると考えられる。また、“非伝統的性役割観”を育むのは、父親の家事参加も影響を与えていた。
父親と娘のコミュニケーション(会話する、一緒に外出する)量は、父親の家事への参加度に大きく関係していることが明らかになった。また、父親と娘とのコミュニケーション量は10歳から減少している。
10歳女子の「ジェンダー意識」についての調査では、「女子は男子よりも丁寧な言葉遣いの方が良いと思う」に71.6%が「そう思う(すごくそう思う・少しそう思う)」と回答。「女子は男子よりも料理が上手にできた方が良い」85%、「男子は男らしく、女子は女らしくするのが良い」57.7%が「そう思う(すごくそう思う・少しそう思う)」と回答している。
化粧について「いつもする」1%、「時々する」32%。恋をしているかという質問には、69%が「恋をしている」と回答した。10歳女子のジェンダー意識は高く、化粧や恋をしている女子ほどジェンダー意識が高いことがわかった。
監修・分析を担当した小野寺教授は、「今の10歳女子が将来、結婚・子育て・仕事をしながら充実した生活を送っていくためには、親自身が女だから/男だからという意識で子どもを育てるのではなく、『自分らしさ』を大切にしている姿を子どもたちに示すことが必要になるのではないか」とコメントしている。
Copyright (c) 2019 IID, Inc. All rights reserved.
「ワコール」をもっと詳しく
「ワコール」のニュース
-
【2024/5/2 debut】ウンナナクールから猫柄のアイテムが登場!5月2日16時16分
-
母の日ギフトにも、SOU・SOU ワコール。京都発、ここちよく夏を寛ぐ新作インテリアウェア。5月2日11時46分
-
ゴルフ専用のブラジャー「ゴルフブラ」誕生! パーリーゲイツ とワコールCW-Xが共同開発4月9日16時39分
-
【パーリーゲイツ】ワコールのCW-Xと業界初の「ゴルフブラ」を発売4月5日12時46分
-
BSIグループジャパン(英国規格協会)、ワコールアイネクストに特例子会社として京都初(※1)となるISO/IEC 27001、ISO/IEC 27701認証を授与4月2日10時30分
-
【2024.3.28 debut】英国・リバティ社のリバティプリントを使用した「une nana cool Made With Liberty Fabric」”第三弾”が登場!3月28日18時16分
-
ワコールメン、レースのボクサーパンツ「レースボクサー」にユニセックスモデル3月22日9時48分
-
累計出荷枚数15万枚突破!“美しさ“と“快適さ“を追求した [レースボクサー(TM)]にユニセックスモデルが新登場3月21日18時16分
-
ワコール・アイシービー・TOPPANが共同開発。ワコール3D計測サービス[SCANBE]東急プラザ表参道原宿にてセルフでAIによる骨格タイプ判定が受けられる『わたしを知る骨格診断』を開始。3月13日14時16分
-
ワコール・アイシービー・TOPPANが共同開発。ワコール3D計測サービス[SCANBE]東急プラザ表参道原宿にてセルフでAIによる骨格タイプ判定が受けられる『わたしを知る骨格診断』を開始。3月13日12時46分