「“自サバ”な友人の無神経発言に疲れました…」心理カウンセラーが教える、付き合い方のコツ
All About2024年3月26日(火)20時45分
「自称サバサバ」は、実は「ズケズケ」? 本人が意識していなくても、無神経な発言は、モラルハラスメントやマニピュレーションになることもあります。いわゆる「自サバ」な人との付き合い方について解説します。
Q. 「自サバ」な友人が、無神経な発言ばかりで疲れます。どう付き合うべき?
Q. 「友人の一人が、一時期話題になった『自称サバサバ』系です。飲み方も豪快で、男友達も多く、確かにサバサバした面もあるのですが、みんなで楽しく集まっている時に無神経な発言をしたり、2人で会っている時にも平気で傷つくようなことを言ってきたりするので、疲れています。根は悪い人ではないと思うのですが……どう付き合っていけばいいでしょうか?」
A. サバサバとズケズケは違います。モラハラ常習者とは適度な距離を!
まず、性格がさっぱりしていることとデリカシーがないことは、全くの別物です。一時「自サバ」という言葉が話題になったことがありますが、「自称サバサバ」でも、仲良くなって話していると、意外と重かったり、何かと根に持ったりと、サバサバとは逆の性格だった、ということも珍しくありません。
また、「サバサバしてるから、はっきり言うけど」などと前置きをした上であっても、人を正面から傷つけるようなことを頻繁に言うのは、やはり問題です。
「自分の発言には悪気はない」と前置きをして、言いたいことを言って人を傷つけるやり方は、「モラルハラスメント」の常套手段でもあります。
また、いわゆる「自サバ」の人の中には、悪口を言うことで他人の価値を貶めようとする人もいます。これは、心理学で「マニピュレーション」と呼ばれるものです。
「サバサバしている」と言いつつ相手からうまく話を聞き出して、弱みを握るようなこともありますので、注意が必要です。本人も無意識でしていることが多く、自分の言葉の暴力性や問題点に気づいていないことも少なくありません。
無理をしてそのような人と付き合っていると、何度も傷つき、自己肯定感が下がってしまうこともあります。
質問者の方は、相手を「悪い人ではない」と書かれていますが、「傷つくから直してほしい」と率直に伝えられない関係であったり、伝えているのに改善が見込めなかったりするのであれば、上手に距離を置いて、自分の心を守ることも大切です。
ストレスを感じてしまう関係であれば、無理をして仲良く関係を続けようとするのではなく、適度な距離感でいることを選んでみてはいかがでしょうか。
大美賀 直子プロフィール
公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの資格を持つメンタルケア・コンサルタント。ストレスマネジメントやメンタルケアに関する著書・監修多数。カウンセラー、コラムニスト、セミナー講師として活動しながら、現代人を悩ませるストレスに関する基礎知識と対処法について幅広く情報発信を行っている。(文:大美賀 直子(公認心理師))
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