「現金はキャッシュレスより価値高い」6割 現金への厚い信頼浮き彫り 中高年ほどキャッシュレス決済を利用
ビッグローブは4月8日、「キャッシュレスに関する意識調査」の結果を発表した。キャッシュレス決済を「利用している」人は70.5%に上った。利用理由の1位は、「支払いがスムーズ」(75.3%)で、「割引やポイントがある」(58.0%)、「お金の管理がしやすい」(22.3%)が続いた。
調査は、今年3月6日〜7日に実施。インターネットを利用し、スマホを所有する20代〜60代の男女1000人から回答を得た。
1回あたりの抵抗のない支払額、クレカ平均11.9万円、スマホ決済は平均2.3万円
キャッシュレス決済を利用している人を年代別で見ると、20代が63%、30代が64%、40代68%、50代76.5%、60代が81%と、年代が上がるにつれて利用率も上がる傾向があった。
「現在利用している」人に使っているキャッシュレス決済の種類を聞いたところ、1位が「クレジットカード」(78.2%)、2位は「プリペイド型電子マネー(Suica・nanacoなど)」(60.9%)だった。3位の「ポストペイ型電子マネー(LINE Pay、PayPayなど)」(17.7%)を引き離している。
一方でキャッシュレス決済を利用しない人に理由を聞くと、「お金を使いすぎてしまう」(33.2%)、「仕組みをよく知らない」(32.2%)、「必要性を感じない」(31.9%)が上位に挙がった。
「かつてキャッシュレス決済を利用していたが、現在は使っていない」と答えた人に理由を質問したところ、「お得感を感じられなかった」が29.1%で最も多く、「完全なキャッシュレスにはできなかった」(27.7%)が続いた。
「現金1万円とキャッシュレスの1万円、どちらがよりお金としての重みを感じるか」を聞くと、「現金」が56.7%と、「キャッシュレス」(9.1%)に約6倍の差をつけた。キャッシュレス決済の普及が進んでいるとはいえ、お金の重みは現金に感じる人が多いことがわかる。
「1回あたりのキャッシュレス決済での支払いに抵抗のない上限額」を質問すると、クレジットカードでは平均11.9万円、スマホ決済では平均2.3万円だった。同じキャッシュレス決済でも、スマホ経由での高額決済には抵抗が強い。
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