川栄李奈、2018年もさらなる快進撃を続ける理由は“センターを経験しなかったから!?”
シネマカフェ2018年4月30日(月)18時30分
4月29日に放送された「崖っぷちホテル!」の第3話より、「ベッドメイク」の楽しさに目覚める「真面目すぎておかしな謎のお客」小山内裕子としてレギュラー出演する女優の川栄李奈。アイドルグループ出身女優としては破格の活躍の理由に迫る。
2010年に「AKB48」入り、2012年には選抜メンバーとなった川栄さんは“次世代のエース”とアイドルファンの間で注目を浴びるなか2015年にグループを卒業。女優業に本格進出すると舞台「AZUMI 幕末編」に朝ドラ「とと姉ちゃん」への出演などで一気に女優としての才能を開花。昨年はドラマ「フランケンシュタインの恋」に「僕たちがやりました」、映画『亜人』の公開と立て続けに話題作に出演してより一層の躍進をみせた。
さらに今年は『嘘を愛する女』で文学少女で“ゴスロリストーカー”の女子大生を演じたかと思えば、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』では黒島結菜、「ジャニーズWEST」小瀧望、高杉真宙といった旬の若手キャストと共演、今後も8月には『センセイ君主』の公開、映画初主演作『恋のしずく』も控えるなど破竹の快進撃を続けている。
グループアイドル出身の女優は数いれど、卒業後約3年でここまで大きな成長を遂げたのはここ最近では川栄さんぐらいのもの。もちろん川栄さん自身の才能と努力があればこその現在の活躍なのだが、それ以外にも注目しておきたいのが「“アイドル”からどうステップアップしたか」という点。彼女ほど最高の形でアイドルからステップアップできた女優はいないのではないだろうか。
■アイドルとしての経験を上手く利用できた
正攻法で女優を目指した場合、オーディションで役を得て作品を見てもらって初めて実際の現場で仕事をして、自身の存在を観客、視聴者に知ってもらうことができるが、アイドルの場合“その他大勢”の存在であるアンダーメンバーのうちから劇場公演やライブ活動をすることができファンにも知ってもらえる。ライブMCなどで喋りを鍛えバラエティなどで表現力を学べるのはアイドルの大きなメリット。当初から女優一本だったりモデル出身のライバルたちより勝る経験値で、いざ同じ土俵で勝負することになったとき、その実力を見事に発揮できたというわけだ。
■エース級でなかったからこそ女優に進出しやすかった
だがアイドル出身であることが“正統派”の女優やモデル出身者より“経験値”で有利に働いたとしても、アイドル同士のなかではセンター経験者などエース級メンバーというより上のクラスの存在がいる。「AKB」から女優へと転身したなかにはセンター、エース級のメンバーも多数いるが、川栄さんの躍進ぶりはそのなかでも特筆すべきレベル。「川栄さんだからこそ」の理由が別にあるはずだ。
AKB時代、カップリング曲ではセンターを務めたことはあっても表題曲でのセンター経験はなく、「AKB48選抜総選挙」でも最高順位16位と、ファンの間では“次世代エース”の呼び声が高かったものの一般的な知名度はそこまでではなかったこと。これは女優・川栄さんにとっては非常に有利に働いたといえるだろう。
センターやフロントを任されるメンバーは一般的な知名度も高く、その知名度や話題性から映画やドラマの仕事が立て続けに舞い込むものの、知名度がある分、興業的な意味で成功と見なされるハードルも高くなるはず。一方、一般的に知名度がそこまでではないがアイドルとしては充分に活躍してきたレベルのメンバーならば、そこまで高いハードルが設けられない分、伸び伸びと女優業に挑戦できたというわけだ。
■「グループ」と「個」での“輝き方”の違い
グループアイドルのなかで特別な存在感を発揮すると「個人としても活躍できるのではないか」とファンはもちろん本人もそう考えておかしくはない。しかしグループという“塊”のなかでの“輝き”は、そこにいるメンバーそれぞれの才能や個性、能力が放つ“輝き”がお互いに乱反射し合うことでさらに強まり見ている者に届くもの。女優に求められるのは様々な役に応じて違いをみせながらも本人の“個”を失わない“輝き”であり、これは別種だといえる。川栄さんがAKB時代に放った個性的なキャラクター性はその女優としての個の“輝き”の予兆だったのでは? といまとなっては思える。
■女優・川栄さんの最新の姿は「崖っぷちホテル!」で
そんな川栄さんの現時点での最新作「崖っぷちホテル!」は毎週日曜22時30分~日本テレビ系で放送中。
同作はかつて栄華を極めたが現在は“ド底辺”に落ちぶれた老舗ホテル「グランデ・インヴルサ」を舞台に。岩田剛典演じるホテル界の風雲児・宇海直哉と、戸田恵梨香演じる現在の総支配人・桜井佐那がプライドは高いがやる気はゼロのスタッフたちに囲まれながらホテルを蘇らせていく…という物語。
岩田さんと戸田さんのほか浜辺美波、中村倫也、鈴木浩介、りょう、渡辺いっけいといった個性的なキャストが集結した本作で、川栄さんが演じているのはとある理由で「ベッドメイク講座」を学ぶうちにその楽しさ、喜び、快感にハマり、誰の制止も聞かずに没頭していくという不思議な客・小山内裕子。
「現場の雰囲気がとても良く、たくさん笑わせていただきました」と撮影の感想を語っていた川栄さんだが、同作でどんな演技をみせてくれるのか? 今後も舞台となる崖っぷちホテル「グランデ・インヴルサ」を盛り上げていくという裕子と、裕子を演じる川栄さんの今後から目が離せない。
2010年に「AKB48」入り、2012年には選抜メンバーとなった川栄さんは“次世代のエース”とアイドルファンの間で注目を浴びるなか2015年にグループを卒業。女優業に本格進出すると舞台「AZUMI 幕末編」に朝ドラ「とと姉ちゃん」への出演などで一気に女優としての才能を開花。昨年はドラマ「フランケンシュタインの恋」に「僕たちがやりました」、映画『亜人』の公開と立て続けに話題作に出演してより一層の躍進をみせた。
さらに今年は『嘘を愛する女』で文学少女で“ゴスロリストーカー”の女子大生を演じたかと思えば、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』では黒島結菜、「ジャニーズWEST」小瀧望、高杉真宙といった旬の若手キャストと共演、今後も8月には『センセイ君主』の公開、映画初主演作『恋のしずく』も控えるなど破竹の快進撃を続けている。
グループアイドル出身の女優は数いれど、卒業後約3年でここまで大きな成長を遂げたのはここ最近では川栄さんぐらいのもの。もちろん川栄さん自身の才能と努力があればこその現在の活躍なのだが、それ以外にも注目しておきたいのが「“アイドル”からどうステップアップしたか」という点。彼女ほど最高の形でアイドルからステップアップできた女優はいないのではないだろうか。
■アイドルとしての経験を上手く利用できた
正攻法で女優を目指した場合、オーディションで役を得て作品を見てもらって初めて実際の現場で仕事をして、自身の存在を観客、視聴者に知ってもらうことができるが、アイドルの場合“その他大勢”の存在であるアンダーメンバーのうちから劇場公演やライブ活動をすることができファンにも知ってもらえる。ライブMCなどで喋りを鍛えバラエティなどで表現力を学べるのはアイドルの大きなメリット。当初から女優一本だったりモデル出身のライバルたちより勝る経験値で、いざ同じ土俵で勝負することになったとき、その実力を見事に発揮できたというわけだ。
■エース級でなかったからこそ女優に進出しやすかった
だがアイドル出身であることが“正統派”の女優やモデル出身者より“経験値”で有利に働いたとしても、アイドル同士のなかではセンター経験者などエース級メンバーというより上のクラスの存在がいる。「AKB」から女優へと転身したなかにはセンター、エース級のメンバーも多数いるが、川栄さんの躍進ぶりはそのなかでも特筆すべきレベル。「川栄さんだからこそ」の理由が別にあるはずだ。
AKB時代、カップリング曲ではセンターを務めたことはあっても表題曲でのセンター経験はなく、「AKB48選抜総選挙」でも最高順位16位と、ファンの間では“次世代エース”の呼び声が高かったものの一般的な知名度はそこまでではなかったこと。これは女優・川栄さんにとっては非常に有利に働いたといえるだろう。
センターやフロントを任されるメンバーは一般的な知名度も高く、その知名度や話題性から映画やドラマの仕事が立て続けに舞い込むものの、知名度がある分、興業的な意味で成功と見なされるハードルも高くなるはず。一方、一般的に知名度がそこまでではないがアイドルとしては充分に活躍してきたレベルのメンバーならば、そこまで高いハードルが設けられない分、伸び伸びと女優業に挑戦できたというわけだ。
■「グループ」と「個」での“輝き方”の違い
グループアイドルのなかで特別な存在感を発揮すると「個人としても活躍できるのではないか」とファンはもちろん本人もそう考えておかしくはない。しかしグループという“塊”のなかでの“輝き”は、そこにいるメンバーそれぞれの才能や個性、能力が放つ“輝き”がお互いに乱反射し合うことでさらに強まり見ている者に届くもの。女優に求められるのは様々な役に応じて違いをみせながらも本人の“個”を失わない“輝き”であり、これは別種だといえる。川栄さんがAKB時代に放った個性的なキャラクター性はその女優としての個の“輝き”の予兆だったのでは? といまとなっては思える。
■女優・川栄さんの最新の姿は「崖っぷちホテル!」で
そんな川栄さんの現時点での最新作「崖っぷちホテル!」は毎週日曜22時30分~日本テレビ系で放送中。
同作はかつて栄華を極めたが現在は“ド底辺”に落ちぶれた老舗ホテル「グランデ・インヴルサ」を舞台に。岩田剛典演じるホテル界の風雲児・宇海直哉と、戸田恵梨香演じる現在の総支配人・桜井佐那がプライドは高いがやる気はゼロのスタッフたちに囲まれながらホテルを蘇らせていく…という物語。
岩田さんと戸田さんのほか浜辺美波、中村倫也、鈴木浩介、りょう、渡辺いっけいといった個性的なキャストが集結した本作で、川栄さんが演じているのはとある理由で「ベッドメイク講座」を学ぶうちにその楽しさ、喜び、快感にハマり、誰の制止も聞かずに没頭していくという不思議な客・小山内裕子。
「現場の雰囲気がとても良く、たくさん笑わせていただきました」と撮影の感想を語っていた川栄さんだが、同作でどんな演技をみせてくれるのか? 今後も舞台となる崖っぷちホテル「グランデ・インヴルサ」を盛り上げていくという裕子と、裕子を演じる川栄さんの今後から目が離せない。
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