就職内定率、5/1時点で65%…うち4割は対面での接点なし
リセマム2022年5月27日(金)18時15分
ディスコは、2023年3月卒業予定の大学4年生を対象に5月1日時点での就職活動に関する調査を行った。2022年5月1日時点の就職内定率は65.0%と前年同期を6.6ポイント上回る。セミナーや選考等で対面での接点は「一度もない(WEBのみ)」がもっとも多く、4割強を占めた。
採用広報解禁から2か月が経過し、5月1日時点での就職活動状況を調査した。調査対象は、2023年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)、回答数1,213人(文系男子396人、文系女子361人、理系男子326人、理系女子130人)。調査期間は2022年5月1日~5日。
一人あたりのエントリー社数の平均は24.7社。2022年は3月時点から前年同月を下回っていたが、この1か月の伸びは2.1社にとどまり、前年同期実績との差が広がった。属性別では、文系は先月より約3社増えた一方で、理系は伸びが限定的。理系学生の活動が落ち着いてきていることが見てとれる。
企業セミナー(会社説明会)の参加状況については、開催形式ごとの集計で、「会場型」に参加経験のある学生は前年同期より10ポイント近く増え、53.0%に。「オンライン形式(WEBセミナー)」の参加経験者も前年より増え、全体の9割超にのぼる。コロナ禍以後、企業研究はオンラインを中心に進んできたが、行動制限の緩和にともない対面での機会も増えてきている。
参加社数を見てみると、会場型が平均4.0社、オンライン形式は平均14.6社。前年同期と比べてそれぞれ増加し、積極的な姿勢が読み取れる。
5月1日の時点での内定状況では、内定を得ている学生は全体の65.0%。前年同期を6.6ポイント上回り、早いペースで進行していることがわかる。内定取得学生のうち、就職先を決めて就職活動を終了したのは42.2%。内定取得後も半数以上は就職活動を継続していると回答した。
内定を得た企業について、セミナーや選考等で対面での接点を持っていたかどうか尋ねたところ、もっとも多いのは「一度もない(WEBのみ)」で、4割強を占めた。「1回のみ」3割近くにのぼる等、対面での接点がほとんどないまま内定に至るケースが大半だ。そのぶん入社の意思決定に際し、対面でのフォローを必要とする学生は多く、「対面でのフォローは必要」(40.6%)「内定までに対面での接点がなければ必要」(29.4%)を合わせて7割にのぼる(計70.0%)。
対面かオンラインかの形式に関わらず、具体的に必要だと思うフォローを尋ねたところ、「社員との交流機会」が圧倒的に多く、7割超が選んだ。現場の社員との対話を通じ、具体的な仕事内容や社風、働き方の実態等を確認のためと考えられる。ついで、「他の内定者との交流機会」(48.0%)「人事担当者との面談」(46.9%)が4割強で続く。「フォローは必要ない」は7.0%とわずかだった。
さらに、内定企業についてもっと知りたい情報を尋ねたところ、もっとも多いのは「実際の仕事内容」で、約6割が選んだ。ついで「給与水準・平均年収」(54.1%)、「残業・休日出勤の実態」(46.8%)、「福利厚生制度」(45.4%)等が上位項目にあがっており、選考中には聞きづらい情報も、入社の意思決定にあたっては、しっかり確認したいという意向がうかがえる。中でも「残業・休日出勤の実態」「有休消化率」等、働き方に関する項目の伸びが目立ち、働きやすい環境を求める傾向が強まっている。
就職先を決定して就職活動を終了したいと思う時期を尋ねた。前年に引き続き「6月」と回答した学生が多く、4割以上が選択。選考解禁後の早い時期に終了したいと考えている学生が多い。6月後半までを合計すると6割を大きく超え、前年(計 0.7%)を上回る。
採用広報解禁から2か月が経過し、5月1日時点での就職活動状況を調査した。調査対象は、2023年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)、回答数1,213人(文系男子396人、文系女子361人、理系男子326人、理系女子130人)。調査期間は2022年5月1日~5日。
一人あたりのエントリー社数の平均は24.7社。2022年は3月時点から前年同月を下回っていたが、この1か月の伸びは2.1社にとどまり、前年同期実績との差が広がった。属性別では、文系は先月より約3社増えた一方で、理系は伸びが限定的。理系学生の活動が落ち着いてきていることが見てとれる。
企業セミナー(会社説明会)の参加状況については、開催形式ごとの集計で、「会場型」に参加経験のある学生は前年同期より10ポイント近く増え、53.0%に。「オンライン形式(WEBセミナー)」の参加経験者も前年より増え、全体の9割超にのぼる。コロナ禍以後、企業研究はオンラインを中心に進んできたが、行動制限の緩和にともない対面での機会も増えてきている。
参加社数を見てみると、会場型が平均4.0社、オンライン形式は平均14.6社。前年同期と比べてそれぞれ増加し、積極的な姿勢が読み取れる。
5月1日の時点での内定状況では、内定を得ている学生は全体の65.0%。前年同期を6.6ポイント上回り、早いペースで進行していることがわかる。内定取得学生のうち、就職先を決めて就職活動を終了したのは42.2%。内定取得後も半数以上は就職活動を継続していると回答した。
内定を得た企業について、セミナーや選考等で対面での接点を持っていたかどうか尋ねたところ、もっとも多いのは「一度もない(WEBのみ)」で、4割強を占めた。「1回のみ」3割近くにのぼる等、対面での接点がほとんどないまま内定に至るケースが大半だ。そのぶん入社の意思決定に際し、対面でのフォローを必要とする学生は多く、「対面でのフォローは必要」(40.6%)「内定までに対面での接点がなければ必要」(29.4%)を合わせて7割にのぼる(計70.0%)。
対面かオンラインかの形式に関わらず、具体的に必要だと思うフォローを尋ねたところ、「社員との交流機会」が圧倒的に多く、7割超が選んだ。現場の社員との対話を通じ、具体的な仕事内容や社風、働き方の実態等を確認のためと考えられる。ついで、「他の内定者との交流機会」(48.0%)「人事担当者との面談」(46.9%)が4割強で続く。「フォローは必要ない」は7.0%とわずかだった。
さらに、内定企業についてもっと知りたい情報を尋ねたところ、もっとも多いのは「実際の仕事内容」で、約6割が選んだ。ついで「給与水準・平均年収」(54.1%)、「残業・休日出勤の実態」(46.8%)、「福利厚生制度」(45.4%)等が上位項目にあがっており、選考中には聞きづらい情報も、入社の意思決定にあたっては、しっかり確認したいという意向がうかがえる。中でも「残業・休日出勤の実態」「有休消化率」等、働き方に関する項目の伸びが目立ち、働きやすい環境を求める傾向が強まっている。
就職先を決定して就職活動を終了したいと思う時期を尋ねた。前年に引き続き「6月」と回答した学生が多く、4割以上が選択。選考解禁後の早い時期に終了したいと考えている学生が多い。6月後半までを合計すると6割を大きく超え、前年(計 0.7%)を上回る。
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