関西・私大人気ランキング2022…受験者数・実質倍率・入学辞退率

2022年度の大学入試結果を振り返り、関西・私立大学の受験者数や実質倍率や入学辞退率を紹介する。近畿大学は志願者数が15万7,434人にのぼり、9年連続で全国1位となった。

　河合塾によると、2022年度の全体志願者数は2003年度の88％まで減少した。しかし、現役生は103％とむしろ増加、一方、既卒生は49％と半数以下まで減少した。私立大学については、志願者は前年比100％と前年並み。志願者数はコロナの影響等から2021年度入試で大幅に減少しており、2020年度以前の状況には戻っていないという。

　首都圏に続き、リセマムは2022年度の大学入試結果から、関西圏の私立大学で入学人員が1,000人を超える大学のうち、追手門学院大学、関西学院大学、関西大学、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、神戸学院大学、摂南大学、同志社大学、桃山学院大学、立命館大学、龍谷大学をピックアップ。各数値は代々木ゼミナールがWebサイトで公開している「2022年度入試結果」を参考にした。

　12大学のうち、志願者数がもっとも多かったのは「近畿大学」15万7,434人、ついで「立命館大学」8万8,335人、「関西大学」7万9,184人、「龍谷大学」5万5,880人、「同志社大学」4万5,854人。なお、首都圏でもっとも志願者数が多かったのは「法政大学」10万8,343人だった。

　受験者数がもっとも多かったのも「近畿大学」14万4,473人、ついで「立命館大学」8万5,657人、「関西大学」7万7,521人、「龍谷大学」4万9,339人、「同志社大学」4万4,139人。志願者数と受験者数が10万人を超えたのは、全国で近畿大学と法政大学のみだった。

　実質倍率は「追手門学院大学」4.25倍、「関西大学」3.84倍、「近畿大学」3.66倍、「京都産業大学」2.77倍、「同志社大学」2.74倍の順に高かった。

　入学辞退率は、「桃山学院大学」が72.8％ともっとも低く、「同志社大学」76.5％、「甲南大学」77.0％、「追手門学院大学」78.2％、「関西学院大学」78.5％の順に低かった。なお、入学辞退率は、募集人数を入学者とみなし、合格者数と募集人員との差の、合格者数に対する割合を算出した。

各項目でのトップ10は以下のとおり。
◆志願者数トップ10
1位 近畿大学
2位 立命館大学
3位 関西大学
4位 龍谷大学
5位 同志社大学
6位 関西学院大学
7位 京都産業大学
8位 摂南大学
9位 追手門学院大学
10位 神戸学院大学

◆受験者数トップ10
1位 近畿大学
2位 立命館大学
3位 関西大学
4位 龍谷大学
5位 同志社大学
6位 関西学院大学
7位 京都産業大学
8位 追手門学院大学
9位 摂南大学
10位 神戸学院大学

◆実質倍率トップ10
1位 追手門学院大学
2位 関西大学
3位 近畿大学
4位 京都産業大学
5位 同志社大学　　　
6位 立命館大学　　　　　
7位 龍谷大学
8位 甲南大学
9位 関西学院大学
10位 摂南大学

◆入学辞退率（低い順）トップ10
1位 桃山学院大学　　　
2位 同志社大学　　　
3位 甲南大学
4位 追手門学院大学
5位 関西学院大学
6位 関西大学
7位 神戸学院大学　
8位 京都産業大学　
9位 摂南大学
10位 立命館大学