原爆ドーム保存に1千万円 「おりづるタワー」の広島マツダが寄付
Jタウンネット2017年7月24日(月)7時4分
[Jステーション−広島ホームテレビ]2017年7月13日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、1周年を迎えたおりづるタワーが紹介されました。
おりづる用折り紙の売上金
おりづるタワーは、2016年7月に開業。原爆ドームや町並みを一望できる展望台には、1年間で約13万人が訪れ、おみやげ屋やカフェは、外国人観光客からの人気も集めています。
2017年7月13日、タワーを経営する広島マツダから広島市に1000万円が贈られ、原爆ドーム保存のために使われることになりました。寄付されたのは、タワーで販売されている折り紙の売上金です。
来場者は鶴を折って、平和への祈りをこめて、「おりづるの壁」に投入します。タワーのシンボルでもある「おりづるの壁」には、1年間で約17万羽のおりづるが集まりました。
広島マツダの松田哲也会長は、「ひとりひとりの思いが積み上がって17万羽ありますし、今回寄付につなげられたことは、私どももすごくうれしく思います」とコメント。
おりづるタワー事務局の兒玉健治郎さんは、「(戦争の)悲惨さを原爆資料館などで見た後にここにお越しいただいて、今よみがえった美しい広島の街を見て、未来志向になって帰ってほしい」といわれていました。
広島の新しいシンボルとなったおりづるタワー。これからも広く愛される場所としてあり続けてほしいです。(ライター・石田こよみ)
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