口の中でいろんな色が作れそう...! 富山県美術館で、あの「CMYK」を食べられるらしい
「CMYK」というと、印刷に関わる業務に携わったことがあれば、あるいは自宅にカラープリンターがあれば、「あ、あれね」とピンとくるはずだ。
シアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・イエロー(Yellow)・ブラック(Key Plate/一般には黒色)の4つの色のことである。この4色の掛け合わせで、カラー印刷のさまざまな色は生み出されている。
いまツイッターなどSNSでは、「CMYKアイス」が話題となっている。「CMYKアイス」とはいったい何?
その名の通り、CMYKそれぞれの色を「ブルーハワイシャーベット」「イチゴアイス」「マンゴーアイス」「黒ごまアイス」の4種類のアイスで再現したものだ。
ツイッターにはこんな声が寄せられている。
「めっちゃ刺さります!ヤバい」
「食べる過程でいろんな色を楽しめそう」
「混ぜて調色したくなる」
「RGBアイスもあったらいいな」
「えーこれ食いたい〜 富山県美術館で食べられるらしいよ」
デザイン業界、広告業界、印刷業界で働く若いクリエイターたちを中心に、大変な盛り上がりようだ。
それぞれの味の説明がまるで、色の調子を確認する「色校正」の指示のようなデザインになっていたり、印刷物の仕上がりサイズを示す「トンボ(トリムマーク)」が描かれていたりするのも、ポイントが高いようだ。
Jタウンネット記者は、このアイスを提供している富山県美術館のレストラン「BiBiBi&JURULi -ビビビとジュルリ-」に取材した。
CMYK4色を夏にぴったりの冷たいアイスクリームで表現
Jタウンネット記者の取材に応じたのは、「BiBiBi&JURULi」の広報担当者だった。
「当店は『アートとイート』をテーマにしたレストランで、富山県美術館の所蔵作品や企画展に合わせた企画メニューを展開しています。
CMYKアイスは『第13回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021』とのコラボレーションメニューです。
ポスターや印刷物に用いられる『CMYK』の4色を夏にぴったりの冷たいスイーツ・アイスクリームで表現しました」(「BiBiBi&JURULi」広報担当者)
CMYKアイスの開発は、今年の7月だったという。販売期間は、「第13回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021」の開催期間である、7月11日から9月5日までということだ。
今回CMYKアイスの開発にあたって、とくに苦心した点を聞いた。
「ポスタートリエンナーレは、数々のデザイナーによる約400点のポスターが展示される展覧会ということで、デザインや色などもそれぞれ異なるため、何を元に企画メニューを開発するのか悩みました。
何度もアイディアを出す中で、『CMYK』に着目しメニューを開発いたしました」(「BiBiBi&JURULi」広報担当者)
ツイッター、instagramなどの反響については、次のようにコメントした。
「CMYKやトンボなど、印刷物に親しみのあるクリエイターの方々を中心に、本企画に共鳴してくださって嬉しいです。これからのメニュー企画の励みになりました。こちらのメニューをきっかけに富山県や富山県美術館に遊びに来てくださる方が増えることを願っています」(「BiBiBi&JURULi」広報担当者)
「富山県」をもっと詳しく
「富山県」のニュース
-
夕日が創り出す春の幻想…富山・砺波平野に「散居村」浮かび上がる5月3日12時57分
-
富山・砺波、チューリップフェア 青空の下、彩り満開5月2日17時33分
-
子育てや災害時の支援などで相互連携強化!ダイドードリンコと富山県魚津市などが包括連携協定を締結5月2日15時46分
-
[イベント]富山県魚津市で開催!企業主導型両親学級「母乳育児と寝かしつけ」5月2日10時0分
-
【BEAUTIFUL MIND】毎日ひとつ私と誰かにいいことを 買って応援!食べて応援! 富山県の伝統とものづくりに着目 期間限定カフェスタンドも登場!松屋銀座全館 5月15日(水)〜28日(火)5月1日12時46分
-
【〆切迫る】深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin富山湾 2024年プロジェクト参加者募集中5月1日12時16分
-
壮大なスイーツのアートが登場 富山県・氷見市芸術文化館で渡辺おさむ氏の「お菓子の美術館」展4月30日15時40分
-
「ホクリクの本気 ほくぎんイナガキヤスト」新ポスター登場4月30日14時46分
-
【10/19(土)・10/20(日)開催決定】クラフト作家・ものづくり企業や飲食店が富山に集結する「クラフトフェア ツギノテ」の出展社を募集開始4月30日14時16分
-
空に交差する2つの光のリング 富山で幻日環とハロが出現4月29日12時45分