国立3大学による「女子STEAM未来チャレンジ」選抜合宿など

東京科学大学とお茶の水女子大学、奈良女子大学の3大学は、日本の未来を担う卓越的理工系女性人材の発掘と育成を目的として、キャリア支援プログラム「女子STEAM生徒の未来チャレンジ」を実施する。今後、全国の高校1・2年生の女子生徒を対象とした合宿形式のキャンプや大学の学び体験などの機会を提供していく予定。

　「女子STEAM生徒の未来チャレンジ」は、理工系に関する学びの実体験を通して理工系女子生徒の未来のキャリアを想像するプログラム。東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して2024年10月1日に設立する東京科学大学とお茶の水女子大学、奈良女子大学の3大学が共同開催する。

　未来チャレンジでは、「みらいの扉キャンプ」と「みらいの扉ビジット」の2つのプログラムを企画。「みらいの扉キャンプ」は、全国から推薦・選抜された高校1・2年生の女子生徒50人を対象に、2泊3日の合宿形式のキャンプを開催。先進理工学講義、ものつくり実習、物理化学実験、社会課題解決ワーク・アイデアコンテスト、女性キャリアパス講義、未来を語る座談会などを実施する。参加女子生徒の宿泊・食事代は無料、会場までの交通費は実費に対して最大5万円を補助するという。

　「みらいの扉ビジット」は、参加希望者（一部選抜あり）に対して、3大学それぞれで適宜開催されるオープンキャンパスでの研究室見学、模擬講義、特別講演会などの体験を提供し、理工系大学進学後の未来像を描くサポートを行う。

　詳細は特設Webサイトで随時公表される予定。