日本一「花粉症の発症率」が高い都道府県は? 最下位は「沖縄県」
第一三共ヘルスケアは、全国20代〜60代の男女4,700人(都道府県別・性年代均等割付)を対象に実施した「花粉症」が及ぼす影響に関する調査の結果を発表しました。
約8割が「花粉症で仕事や勉強に支障がある」と回答!どんな方法で対策してる?
最初に、「花粉症を発症した経験」の有無について聞いてみると、55.1%が「花粉症を発症した経験がある」と回答しました。都道府県別で比較すると、「静岡県」(74.0%)が最も多くなっています。一方、”花粉症持ち”の人数が最も少なかった都道府県は「沖縄県」(23.0%)でした。
さらに、日本列島を9つのエリアに分類し、地方別の花粉症の発症率と引き起こす要因として最も多いスギの植林面積を比較しました。植林面積が最も広い※「東北地方」の発症率は52.7%で、全国平均(55.1%)を下回っています。一方、スギの植林面積が「東北地方」の3分の1程度と全国的に見ても狭い「東海地方」や「関東地方」などは花粉症発症率が6割を超え、全国の中でも発症率が高いことが明らかになりました。
※環境省「花粉症環境保健マニュアル2022」地域別スギ林面積
続いて、花粉症状として最も多い回答について尋ねると「鼻水・鼻づまり」(93.2%)が最も多く、次いで「くしゃみ」(82.0%)、「目の充血・かゆみ」(66.8%)となりました。さらに、約5人に1人(19.9%)が「体のだるさ」も感じており、花粉症による影響は体全体の健康状態を左右していることがわかりました。
実際に”花粉症持ち”の人を対象に、風邪を基準として花粉症のつらさの度合いについて聞いてみると、66.8%が「風邪と同様のつらさを感じる」「風邪よりも花粉症の方がつらさを感じる」と答えました。花粉症により、風邪と同等、またはそれ以上の「体調不良」を感じている人が多いことが明らかとなりました。
次に、”花粉症持ち”の人に「花粉症による仕事や勉強への影響(支障)」の有無について質問したところ、78.2%が「ある(とてもある+まあある)」と答えました。
「花粉症により仕事や勉強に支障がある(とてもある+まあある)」と回答した人に、通常時と花粉症発症時でのパフォーマンスの違いについて尋ねたところ。花粉症によって仕事・勉強へのパフォーマンスが通常時の6割以下に落ち込むと感じている人が、4割以上(43.4%)を占めました。
花粉症によるパフォーマンスの低下を引き起こす要因を聞いたところ、最も多い回答は「集中力が低下する」(69.1%)でした。次いで、「鼻水や咳が気になる」(50.0%)、「鼻水をかむ時間を取られる」(46.9%)となっています。
つらい症状やそれを要因としたパフォーマンスの低下など、あらゆる影響をもたらす花粉症によって、会社や学校に行きたくないと感じたことがある(とてもある+まあある)か尋ねると、50.2%が「とてもある」「まあある」と答えました。
花粉症持ちの人が実際に行っている対策について聞いてみると、1位は「マスクの着用」(73.9%)でした。2位は、「鼻炎内服薬の服用」(51.5%)、3位は「点眼薬の使用」(45.5%)、4位は「点鼻薬の使用」(29.0%)と、医薬品の使用が対策方法の上位にランクインしています。
調査概要
調査名:「花粉症に関する全国調査」実施期間:2023年12月6日(水)〜11日(月)調査委託先:楽天インサイト調査方法:インターネット調査調査対象:全国20代〜60代男女4,700人(都道府県別・性年代均等割付)※図表の構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しています。
第一三共ヘルスケアhttps://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)
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