メルカリに森永チョコフレーク続々 1袋500円でも取引成立、無関係の便乗出品も
森永製菓の「チョコフレーク」が、10月1日までに、フリマアプリメルカリに続々と出品されていることが分かった。同商品は9月28日、チョコフレークを製造する森永スナック食品(千葉県)や森永甲府フーズ(山梨県)の工場閉鎖に伴い、2019年夏頃を目処に生産終了すると発表されていた。
編集部の確認では、9月28日までは、チョコフレークの缶や、かつて森永チョコフレークのCMに出演していた荻野目洋子さんのテレホンカードなどはあったものの、商品単体での出品はなかった。報道を受けて出品した人が複数いるようだ。
生産終了にならない日清シスコの「チョコフレーク」もなぜか出品される
長崎県からの出品者は114グラムの袋入り5個を3200円で売っていた。和歌山県の出品者は、コメント欄に「お好きな方どうぞ。もうこの味が食べれなくなるのは残念です」と書いていた。125グラム入り2袋、980円で売買が成立していた。
別の和歌山県の出品者は125グラム入り10袋3000円で出していたが、こちらも売り切れていた。
森永製菓の広報担当者によると、「森永チョコフレーク」は通常、「1袋あたり200円程度で販売されている」という。メルカリに出品されているものは、1袋300円〜600円程度が多く、やや割高になっている。
チョコフレークは、森永製菓のほかに日清シスコが同じ商品名で販売している。日清シスコのチョコフレークに生産終了の報道はないものの、森永製菓の報道に便乗したのか、メルカリでは同社製品の出品も急に増えた。
埼玉県からは、日清シスコの同商品が「チョコフレーク80gパウチです。賞味期限2019.9.13。本日10/1購入してきました」というコメント付きで、2袋780円で売られていた。千葉県からも80グラム2袋が700円で出品され、取引が成立していた。グラムあたりの価格を考えると、森永の商品より高く出品されていることもあるようだ。
生産終了を報道された菓子類が、報道後にメルカリに出品されることはこれまでもあった。2017年5月、明治の製造する菓子「カール」の「チーズ味」や「うすあじ」が東日本で販売終了になると報道された際には、一袋11万円という高値の出品もあった。
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