運動会再開、競技に参加したい父親74%…転倒や負傷も

リセマム2023年10月19日(木)12時45分

運動会の競技に参加したことがある

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オムロン ヘルスケアは2023年10月5日、運動会に関する意識調査の結果を公表した。運動会参加経験のある父親が負傷した経験は1割、競技はリレーがもっとも多いことがわかった。

 コロナ禍による自粛生活が縮小され、運動会などの学校行事が再開され始めている。秋の運動会シーズンを前に、幼稚園・保育園~小学校3年生までの子供をもち、今まで運動会参加経験のある全国の父親30代~50代を対象に、競技の参加経験や、競技に出場した際の転倒・怪我の経験などについて調査した。回答人数は1,056人。

 「運動会の競技に参加したことがある人」については、運動会に参加したことがある人のうち、競技に出場したことがある人は57.0%で、半数以上が競技に参加したことがあることがわかった。年代では、40代の参加経験率が60.6%ともっとも高く、ついで30代が58.7%だった。もっとも低かった50代でも51.8%となり、2人に1人が参加していることがわかった。

 運動会の競技に参加した理由は「家族が喜ぶ顔を見たい」が49.0%でもっとも多く、ついで「子供の学校・園行事には積極的に参加したい」が37.5%、「学校・園の活動に参加したい」が31.1%だった。また「子供や配偶者にかっこいいところを見せたい」が25.2%と続き、家族の前で、はりきる気持ちが浮き彫りとなった。

 一方で、「参加したくない理由」は、「とくに理由はない」34.1%ともっとも多く、ついで「動ける気がしない」27.8%と、あきらめ層の父親も4人に1人程度いることがわかった。

 「競技中に転倒や負傷をしたことがある人」については、11.6%が「競技参加中に転倒や負傷をしたことがある」と回答した。負傷の内容は「転倒(大きなケガはなし)」が52.9%ともっとも多く、「すり傷、切り傷」が50.0%、「打撲」が28.6%だった。「転倒や負傷をした理由」は、「想像していたほど身体が動かなかった」が70.0%で、「はりきりすぎた」と回答した人も31.4%いた。自分の実力を超えても、家族のために頑張る人が多いことがわかった。

 「転倒や負傷をした競技」は、「リレー」が55.7%で、「障害物競走」28.6%、「徒競走」27.1%の順となった。理由は、「だんだん疲れてきて足がもつれてしまった」「気持ちは前に進むつもりだが、思うように動かなかった」「カーブでバランスを崩して転んだ」「障害物を避けきれなかった」など、足がもつれて転んだり、バランスを崩したという回答が多く寄せられた。

 「今後、運動会の競技に参加したい」人は74.4%で、多くの父親が参加意向を示していることがわかった。一方で、10月の運動会後に、父親世代の外来受診が増える傾向にあるという。

 京都大学大学院医学研究科の青山朋樹教授は、怪我を防ぐために、日頃の運動習慣が大切で、週に最低2回、30分程度の運動とストレッチを行うことで、改善に繋がるとコメント。ただ、直前に行うのではなく、日ごろからの継続した運動で、動ける身体をつくっておくことが重要だとしている。

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