21年卒のインターン、応募した学生は93.8% 参加理由は「就活に有利と考えたから」が4割
マイナビは11月14日、「インターンシップ」に関する調査結果を発表した。調査は10月にネット上で実施し、同社のサービス「マイナビ2021」に登録している大学生・大学院生5247人から回答を得た。
10月時点でインターンシップへ応募したことがある学生は93.8%にのぼることが分かった。実際に参加した学生は84.9%。前年と比較して10ポイント以上増加した。応募社数は、平均5.9社と3年連続の増加傾向、平均参加社数も同3.2社と5年連続で増加した。2社以上のインターンシップに参加した学生に限っても約7割と依然多かった。
参加したいプログラム1位「実際の現場での仕事体験」
インターンシップの選考の応募社数と参加社数に差がある背景には、インターンシップの参加者を選考する企業が増えたことが考えられる。選考を受けた経験がある学生は61.1%で前年より10.7ポイント増加した。
選考に落ちたことのある学生については50.8%で、こちらも前年比12.1ポイント増。2社以上を受けてすべて通過した学生は1割程度にとどまった。だが、選考に落ちた企業に対しても「志望度は変わらない」(71.7%)と考える学生が多いようだ。
参加目的のうち、最多は「特定の企業のことをよく知るため」(75.2%)だった。「自分が何をやりたいのか見つけるため」(63.4%)、「志望企業や脂肪業界で働くことを経験するため」(57%)と答えた人も多く、これから就職活動を始めるにあたり、志望業界などの見極めたい人が多いようだった。
一方、約4割は「就職活動に有利と考えたため」(43.4%)と回答。早期選考や本選考を見越して、早めに動きだそうという考えの学生も一定数いるようだ。
今後参加したいと考えるプログラムについては「実際の現場での仕事体験」(33.5%)、「実施の仕事のシミュレーション体験」(18.6%)、「会社見学・工場見学・職場見学」(14.5%)が上位に挙がった。
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