米でエクソシスト需要が急増中!! 悪魔祓い毎週20件の有名神父が“イマドキの憑かれた人”に起きる異変を暴露「携帯に悪魔が…」
※ こちらの記事は2021年7月6日の記事を再掲しています。
目の色が変わる、口からナッツやボルトを吐き出す、聖水を注がれて体を痙攣させる――これらの異常な現象を幾度となく目の当たりにしたと主張しているのは、米ワシントンD.C.に拠点を置くカトリックの高位聖職者スティーヴン・ロセッティ神父(70)である。ロセッティ神父は現役のエクソシストとして、週に最大20件の悪魔払いを行っており、その活躍を米「New York Post」(7月3日付)他、複数メディアが報している。
・US priest: Exorcisms on the rise as demons now haunt victims by text (New York Post)
スティーヴン・ジョセフ・ロセッティ神父は13年前から悪魔払いを手掛けるようになり、ワシントンに異動になる前はニューヨークでもエクソシストとして活躍していた。ロセッティ神父によると、「悪魔的に抑圧されている」米国では、この10年で悪魔払いの需要が「指数関数的に増加した」といい、「今後も悪化するだろう」との悲観的な見通しを持っている。
ロセッティ神父はその長年の経験を、今年6月に上梓した著書「Diary of an American Exorcist: Demons, Possession, and the Modern-Day Battle Against」にまとめている。悪魔払いといえば映画『エクソシスト』をどうしても連想してしまうが、実際に悪魔払いの現場では、ドアを叩く音が聞こえる、テレビが自動的にオンオフする、犬が狂ったように吠えるといった異常現象が起きるのだという。さらに悪魔にとりつかれた人々も、不可解な現象に襲われるという。
「(映画『エクソシストのように』)犠牲者が空に浮いたり頭を180度回転させたりするのは見たことがない」とロセッティ神父は述べている。しかし、悪魔にとりつかれた人々に、過去に学んだことのないはずの古代言語で話す、瞳の色が青から黄色に変わって蛇のように瞳孔が小さくなる、ナッツやボルトなどの遺物を吐き出すといった、「人間には不可能な驚くべきことが起こる」とも語る。
ある女性のケースでは、ロセッティ神父が祈り始めると悪魔が現れたという。ロセッティ神父が「悪魔よ去れ」と命じても、悪魔は女性の口を借りて明確に「NO」と返事をしてきた。そこでロセッティ神父が女性の顔に十字架を突きつけ、祈りの言葉を唱え、聖水を振りかけたところ、彼女は痙攣を起こしてもがき苦しみ始めた。
「悪魔払いでは、悪魔は地獄の炎に焼かれるよりも辛い聖なる拷問にかけられるのです」(ロセッティ神父)
当然、払おうとする悪魔から攻撃を受けることも珍しくないらしく、ロセッティ神父は吐き気や痛みなどの身体的な苦痛を感じることもあると話す。また、悪魔の行動も時代とともに変化しているようで、テキストメッセージで「悪魔の暴言」を受け取ったエクソシストは彼以外にも多いそうだ。
「かつて彼らは電子機器を壊し、テレビや照明のオンオフを切り替えていました。今は携帯電話をいじるのです」(ロセッティ神父)
子供の頃に父親の手で悪魔に捧げられたという女性の悪魔払いをしていた時、ロセッティ神父は悪魔からのテキストメッセージを受け取ったという。罵詈雑言が書き連ねられたメッセージはその女性の携帯電話から送られていたが、それを書いたのは女性にとりついた悪魔だとロセッティ神父は確信している。なお、この女性と悪魔との戦いは実に6カ月に及び、女性が「自分はイエス・キリストのものだ」と主張するたび、その体には十字架の形をした痛々しい傷が浮かび上がったという。
ロセッティ神父は、悪魔払いを受ける人々の中に精神病を患っている人がいることも認めている。だが、それ以上に彼は異様な現象を多数経験しており、それらを引き起こしている悪魔の存在を確信しているのだ。なお、悪魔を遠ざけるには、家に十字架や聖水の入った瓶、宗教的な彫像を置き、ロザリオを身に付けるのが良いという。ロセッティ神父自身も、夜に悪魔の攻撃を受けたことがあったが、ロザリオに触れた瞬間に攻撃が止んだことがあったそうだ。
日本人にはホラー映画くらいでしか縁のないエクソシストであるが、欧米では今も多くのエクソシストが活躍し、人々を守るために日夜悪魔と激しい戦いを繰り広げているのだ。
参考:「New York Post」、「Daily Star」、ほか
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