夫が平日に家事・育児するほど、妻は出産後も就業継続
リセマム2018年11月29日(木)14時15分
夫が平日に家事や育児をする時間が長いほど、妻が出産後も同一就業を継続する割合が高いことが2018年11月28日、厚生労働省の「21世紀成年者縦断調査(2012年成年者)」からわかった。就業継続割合は、家事・育児時間「なし」42.3%に対し、「4時間以上」63.2%だった。
「21世紀成年者縦断調査」は、結婚・出産や就業などの実態、意識の経年変化の状況を継続的に観察し、少子化対策など厚生労働省行政施策の基礎資料を得ることが目的。2012年成年者調査は、2012年10月末時点で20~29歳の全国の男女とその配偶者を対象に2012年から毎年実施している。第6回となる今回は2017年11月1日、第1回から協力が得られた7,816人を集計した。調査対象者の年齢は25~34歳。
第1回調査時に独身だった人のうち、この5年間で結婚した割合は、男性21.6%、女性34.9%。独身者の割合は、男性78.4%、女性65.1%。結婚前後の就業状況が「仕事あり」で変わらないのは、男性99.0%、女性80.7%。結婚後に「仕事なし」に変化した割合は、男性0.5%に対し、女性は18.9%と高かった。
第1回調査時に独身でこの5年間に結婚した女性(結婚前に仕事あり)について、2002年を調査初年とした2002年成年者調査と比較すると、結婚後も仕事を続けている割合は2002年調査64.2%に対し、2012年調査78.5%。出産後も仕事を続けている割合は2002年調査57.0%に対し、2012年調査73.7%。結婚や出産後も仕事を続ける女性は、10年前より増えている。
この5年間に子どもが生まれた同居夫婦(出産前に妻に仕事あり)について、出産後の夫の平日の家事・育児時間別に妻の就業状況をみると、妻が「同一就業継続」である割合は「なし」42.3%、「2時間未満」58.7%、「2時間以上4時間未満」61.5%、「4時間以上」63.2%。夫の平日の家事・育児時間が長いほど、出産後の妻が「同一就業継続」する割合が高かった。
一方、出産後に妻が「離職」した割合について、夫の平日の家事・育児時間別にみると、「なし」42.3%、「2時間未満」30.8%、「2時間以上4時間未満」23.0%、「4時間以上」21.1%。夫の平日の家事・育児時間が長いほど、出産後の妻が「離職」する割合は低い傾向にあった。
このほか、出産後の妻が「同一就業継続」である割合は、「育児休業制度なし」17.6%より、「育児休業制度あり」が77.2%と圧倒的に高かった。また、制度がある場合でも、「利用しにくい雰囲気がある」64.5%に対し、「利用しやすい雰囲気がある」が84.1%と高くなっている。
「21世紀成年者縦断調査」は、結婚・出産や就業などの実態、意識の経年変化の状況を継続的に観察し、少子化対策など厚生労働省行政施策の基礎資料を得ることが目的。2012年成年者調査は、2012年10月末時点で20~29歳の全国の男女とその配偶者を対象に2012年から毎年実施している。第6回となる今回は2017年11月1日、第1回から協力が得られた7,816人を集計した。調査対象者の年齢は25~34歳。
第1回調査時に独身だった人のうち、この5年間で結婚した割合は、男性21.6%、女性34.9%。独身者の割合は、男性78.4%、女性65.1%。結婚前後の就業状況が「仕事あり」で変わらないのは、男性99.0%、女性80.7%。結婚後に「仕事なし」に変化した割合は、男性0.5%に対し、女性は18.9%と高かった。
第1回調査時に独身でこの5年間に結婚した女性(結婚前に仕事あり)について、2002年を調査初年とした2002年成年者調査と比較すると、結婚後も仕事を続けている割合は2002年調査64.2%に対し、2012年調査78.5%。出産後も仕事を続けている割合は2002年調査57.0%に対し、2012年調査73.7%。結婚や出産後も仕事を続ける女性は、10年前より増えている。
この5年間に子どもが生まれた同居夫婦(出産前に妻に仕事あり)について、出産後の夫の平日の家事・育児時間別に妻の就業状況をみると、妻が「同一就業継続」である割合は「なし」42.3%、「2時間未満」58.7%、「2時間以上4時間未満」61.5%、「4時間以上」63.2%。夫の平日の家事・育児時間が長いほど、出産後の妻が「同一就業継続」する割合が高かった。
一方、出産後に妻が「離職」した割合について、夫の平日の家事・育児時間別にみると、「なし」42.3%、「2時間未満」30.8%、「2時間以上4時間未満」23.0%、「4時間以上」21.1%。夫の平日の家事・育児時間が長いほど、出産後の妻が「離職」する割合は低い傾向にあった。
このほか、出産後の妻が「同一就業継続」である割合は、「育児休業制度なし」17.6%より、「育児休業制度あり」が77.2%と圧倒的に高かった。また、制度がある場合でも、「利用しにくい雰囲気がある」64.5%に対し、「利用しやすい雰囲気がある」が84.1%と高くなっている。
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