【広告業界】仕事にやりがいを感じる企業ランキング1位は電通「自分のアイデアでクライアントの課題を解決し、消費者行動に変化を与えられることが面白い」
企業口コミサイト「キャリコネ」は11月上旬、「広告業界の仕事にやりがいを感じる企業ランキング」を発表した。広告業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「仕事のやりがい」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「広告」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2015年4月〜2018年3月。
1位は「電通」で、仕事のやりがい評価は5点中3.77。2位以降、「博報堂」(3.74)、「サイバーエージェント」(3.68)、「セプテーニ」(3.66)、「オプトホールディング」(3.53)と続く。
電通「社会的影響力を持てる点が魅力」
1位「電通」のやりがいについては、
「クライアントからキャンペーンを任されて、チームを組成して、果敢に取り組み、そのゴールを達成したときには大きなやりがいを感じます。また、自分のアイデアでクライアントの課題を解決し、消費者行動に変化を与えらえることは、この仕事の面白みであると思います。社会的影響力を持てる点が魅力です」(コンサルティング営業/40代後半男性/年収1,800万円/2017年度)
といった口コミが寄せられている。同社は、電通は、国内広告市場で3割近くの圧倒的シェアを誇り、海外市場でも成長を続ける大手広告代理店だ。2017年に「労働環境改革基本計画」を発表し、過重労働の撲滅、労働環境の改善に向けて全力で取り組んでいる。
22時以降の残業の原則禁止や月1回の休務制度(インプットホリデー)、退勤から次の出勤まで一定時間以上の休息時間を設ける「勤務間インターバル制度」、簡単な質問に回答するだけで社員のコンディションが可視化される「バイタリティノート」の導入など、労働時間短縮と業務品質の向上の両立を目指した多数の施策を実行。2019年1月からは、事情や部署を問わない「フレックスタイム制度」もスタートさせている。
2018年の1人当たりの年間総労働時間は1952時間、法定外労働時間(月間平均)は9.8時間、有給休暇取得率66%と確実に改善させており、「働き方を変えたい」という社員の意識改革も進んでいる。なお、2018年12月期の有価証券報告書によれば、平均年間給与も約1180万円と非常に高水準だ。
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