冬のボーナス、4割強が「支給される予定」と回答するも過半数は「支給額に納得していない」
エン・ジャパンは12月12日、「冬のボーナスと評価の納得度」に関する調査結果を発表した。調査は10〜11月にネット上で実施し、同社の転職支援サービス「エン転職」の利用者1万2855人から回答を得た。
「今冬のボーナスが支給される予定か」を聞くと、わずかに「支給される予定」(45%)が「支給されない予定」(40%)を上回った。一方、「わからない」(15%)と答えた人も一定数おり、ボーナスの支給は誰にとっても"当たり前"ではないことが浮き彫りになった。
自己アピールで支給額が上った人は1割以下
ボーナスが支給される予定の人に支給額の納得度を聞くと、「納得していない」(26%)、「あまり納得していない」(28%)を答えた人が過半数にのぼった。また、「どちらともいえない」(22%)という人も多くの割合を占め、納得している人は2割程度しかいなかった。
「納得している」理由の1位は「支給額の決定方法が明確なため」(36%)。他に「会社の業績に見合っているため」(30%)、「成果が適切に評価されているため」(23%)などが上位に挙がった。
一方、「自己アピールによりボーナスの支給額が上がったことがあるか」を聞くと、「経験がある」(8%)という人は1割以下にとどまった。
「評価アップのために工夫したこと」は、トップ3に「成果を出すために取った行動を具体的に伝える」(55%)、「実績を数値化して伝える」(44%)、「『報・連・相』を細かくして信頼を獲得する」(37%)といった回答が並んだ。
「ボーナスは未確定要素が多いから、月給を重視している」
転職を考える際、ボーナスを「重視する」(42%)、「まあ重視する」(39%)と合わせて8割以上が答えた。年代別にみると、「20代」(87%)、「30代」(83%)、「40代」(72%)と若い世代ほどボーナスを重視する傾向がみられた。
「重視する」とした人からは
「1年を通して、ボーナスという明確なご褒美を自分に設けられるタイミングがあるのは、仕事へのモチベーションに繋がりやすいから」(25歳女性)
「ボーナスは個人に対する最大の評価だと考えているから」(30歳男性)
「賞与支給がある会社は、会社側も利益を社員に還元しようとの考えも見えるから」(42歳男性)
といった声が寄せられた。一方、「重視しない」人からは
「稼ぐことに重きを置いてない」(25歳女性)
「ボーナスがあれば嬉しいですが、実力以上貰いすぎると気を使う気がします」(34歳女性)
「ボーナスは未確定要素が多いため、月給を重視している」(42歳男性)
といった意見もみられた。
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