若手社会人の約5割「出世したい」 仕事・賞与で同期と差がついている人ほど意欲的
マネジメントベースは12月19日、若い世代の出世意欲に関する調査結果を発表した。対象は25歳から34歳の働く男女で、486人が回答した。
若い世代は草食化が進むとも言われているが、調査では、「出世したい」が(17.7%)、「どちらかと言えば出世したい」(31.9%)と、合わせて半数近くが出世に意欲的だと判明した。
「出世したくない」層でも、将来は「平均程度」を望む人が4割
特に、現在の勤務先の仕事面・賞与面で差がついている人ほど出世意欲が高いようだ。仕事面で同期と「差がついている」と答えた人のうち、「出世したい」「どちらかと言えば出世したい」人は65.8%なのに対し、同期と「差がついていない」人のうち「出世したい」「どちらかと言えば出世したい」割合は36%と、約30ポイントもの開きが出来ていた。
こうしたことからリリースでは、若い世代の特徴として
「周りで差がついていないのであれば出世したいとは思わないが、差がつきはじめると出世したいという深層心理が浮かび上がってきます」
と分析している。
「将来40代・50代になったときのポジション・位置付け」についても聞いた。選択肢は「同期の中では上位でありたい」「平均より上」「平均程度」「やや下でもいい」「下でもいい」の5つ。出世意欲が強い層は、「同期の中では上位」「平均より上」の回答を合わせると94.2%に上った。
「どちらかと言えば出世したくない」と回答した層でも、同期の中では平均程度以上でありたいという回答が66.2%、「出世したくない」層でも38.2%と約4割は平均程度ではありたいと回答していた。
結婚しているかどうかは出世意欲にはあまり関係ない?
出世意欲に、学歴や性別、婚姻の有無が関係するかどうかも調査した。女性より男性、低学歴より高学歴の意欲のほうが高かった。
ただ、これらの結果は性別や学歴の高低が意欲差に直結するというより、雇用形態の影響があると考えられる。リリースでも男女の出世意欲の違いを「いわゆる総合職と一般事務職等での勤務の割合等も反映されている結果かと考えられます」と考察していた。勤務形態によってどこまで出世できるか、というのは異なってくるため、更なる調査が必要だ。
また、結婚して家庭を持つと出世意欲が高まるのではないか、との仮説の下、既婚・未婚で意欲の差も調べた。既婚者の出世意欲が51.8%、未婚者の意欲が48.4%と既婚者のほうが高かったものの、リリースでは「そこまで大きな差はなかった」と分析していた。
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