憎みあったYA-MANに完勝 平本蓮、朝倉未来との“決戦”へ準備は整った「打ち合いなら俺の方が巧いだろ」【RIZIN】

2024年1月1日(月)6時30分 ココカラネクスト

YA-MANとの「勝ちたかった」という試合を制した平本。(C)CoCoKARAnext

 忌み嫌い合ってきた両雄がついに拳を交わした。

 12月31日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで実施される格闘技イベント「にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45」で、平本蓮(剛毅會)はYA-MAN(TARGET SHIBUYA)に判定勝ち(3-0)を収めた。

【動画】平本蓮とYA-MANが繰り広げた壮絶な乱打戦をチェック

 互いに戦前から壮絶な舌戦を繰り広げた一戦は、SNSやフェイスオフで二人がやり合うなかで周囲のボルテージも徐々にヒートアップ。注目度が異様なほどに高まっていた。

 そして、いよいよ迎えたゴングの瞬間から会場は揺れた。執拗に挑発をされ続け、殺気を漂わせる鋭い眼光で睨み続けたYA-MANは、1ラウンド目から自慢の拳を食らわせるべく攻勢を強める。一方の平本は相手を突っ込み呼び込みながら、的確にジャブを打ち込んでいった。

 2ラウンド目には肉弾戦を見せるなど互いに抜け目のない一進一退の攻防が続いた。打ち合いあり、テクニカルな寝技もあり、両雄が意地と意地をぶつけ合う姿に、気づけば会場も熱狂の坩堝と化した。

 ただ、MMA歴で上回る平本が最後は上回った。次第に肩で息をするようになっていたYA-MANを尻目に、組みあいからのジャブや膝蹴りで着実にダメージを加えていった平本が主導権をキープ。決定打こそ繰り出せなかったが、ポイントを確実に積み上げて競り勝った。

 互いに「やってやりたい」と嫌い合った。そんなライバルと繰り広げた因縁試合を制して安堵の表情を浮かべた平本は、試合直後にマイクを握って、「最強になって帰ってきます」と宣言。さらにリングサイドで試合を見つめた朝倉未来に「朝倉未来、お前がぶっ飛ばされたから俺が普通にぶっ飛ばしたわ」と強烈なメッセージを送った。

 リングを降りてからも“舌”好調だった。「めちゃくちゃ打たれ強いなって……こいつゾンビだなって思いました。自分の中では本当に勝ち切れてよかったっす」とYA-MANとの攻防を振り返った平本は「リップサービスとかもなく、ただただ努力して強くなります」と自らの存在感をアピールした。

「どう考えても、あの距離の打ち合いなら俺の方が巧いだろっていう自信はあった。まぁ朝倉未来にはできないボクシング技術だったかなと思います。そこで倒す展開もあったと思いますけど、たぶん左手にヒビが入っているんで。なので、またしっかりと作っていければと思います」

 勝負を分けた点を「覚悟の違い」と断言し、いつも通りに飄々と試合を総括した平本。最高の形で24年を迎え、早くも「路上の伝説」との決戦を視野に入れる彼にとって、YA-MANとのギスギスとした試合も単なる通過点にすぎないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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