2023Jリーグ、都道府県別注目すべき選手&クラブ【中部編】

2023年1月2日(月)18時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

2022FIFAワールドカップカタール(カタールW杯)にて、サッカー日本代表は2度のサプライズ(強豪ドイツとスペインに逆転勝利)を起こし、ベスト16にまで進出。日本中を大いに沸かせたが、ベスト8を懸けたクロアチア戦でPK戦の末に惜しくも敗れた。


W杯試合後、日本代表のDF長友佑都(FC東京)はファンにこう呼び掛けている。「ここにいる選手たちは、Jリーグで育って海外でプレーしている選手たちです。これから日本サッカーの発展のため、Jリーグをもっと盛り上げていかなければいけない。皆さんのお住まいの地域にJリーグのチームがあると思うので、ぜひ応援してもらえたらと思います」


日本代表がさらに強くなるには、Jリーグの競争力向上が欠かせない。そこでここでは、全都道府県別に注目すべきサッカー選手及びクラブをご紹介して行きたい。


皆さんの住む都道府県には、必ずプロかそれに準ずるサッカークラブが存在する。日本代表の姿に心が揺さぶられた人は、ぜひ1度観戦に行ってみてほしい。なお、Jリーグ所属クラブがある都道府県は各クラブ1人ずつ(12月24日時点で契約更新済みの選手から選出)を、Jクラブのない県はJリーグを目指すクラブを紹介している。


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ヴァンフォーレ甲府 MF長谷川元希 写真:Getty Images

山梨県


ヴァンフォーレ甲府(2023シーズンJ2リーグ)


スタジアム


  • JITリサイクルインクスタジアム:山梨県甲府市小瀬町840

注目選手


  • 長谷川元希(はせがわ・もとき)MF

山梨県のJ2クラブ、ヴァンフォーレ甲府。2022シーズンJ2リーグでチームは低迷したものの、MF長谷川元希は8得点4アシストを記録。さらに天皇杯でJ1クラブを次々と破ったうえでの優勝に大きく貢献した。パスセンスに優れ、2023シーズンは背番号10を背負うと発表している。




長野県


松本山雅(2023シーズンJ3リーグ)


スタジアム


  • サンプロ・アルウィン:長野県松本市神林5300

注目選手


  • ビクトル/GK

長野県のJ3クラブ、松本山雅。2022シーズン2位でJ2昇格を決めた藤枝MYFCとの勝ち点差は、わずかに1だった。惜しくもJ2復帰を逃した松本山雅において32試合に出場し、数々のビッグセーブで最後の砦となったのがGKビクトルだ。Jリーグでのプレー経験が豊富な守護神は、2023シーズンの活躍もほぼ間違いない。




AC長野パルセイロ DF池ヶ谷颯斗(当時ガイナーレ鳥取)写真:Getty Images

AC長野パルセイロ(2023シーズンJ3リーグ)


  • 長野Uスタジアム:長野県長野市篠ノ井東福寺320番地

注目選手


  • 池ヶ谷颯斗(いけがや・はやと)DF

長野県のJ3クラブ、AC長野パルセイロ。DF池ヶ谷颯斗は、2022シーズン在籍1年目ながら同クラブのDFリーダーとして守備陣を統率した。2022シーズン全試合出場のタフネスさに加えて、足元の技術も高くセンターバック(CB)と右サイドバック(SB)でプレーできる。




アルビレックス新潟 MF藤原奏哉 写真:Getty Images

新潟県


アルビレックス新潟(2023シーズンJ1リーグ)


  • デンカビッグスワンスタジアム:新潟県新潟市中央区清五郎67-12

注目選手


  • 藤原奏哉(ふじわら・そうや)MF

新潟県のJ1クラブ、アルビレックス新潟。2022シーズンJ2優勝で昇格を決めた。MF藤原奏哉は、右SBとして41試合に出場した不動のタフガイ。ポジショニングが抜群で、ボール奪取能力、ビルドアップ能力を併せ持つ。2023シーズンは、数字も残せるSBがJ1に発見される年となるだろう。




カターレ富山 DF林堂眞 写真:Getty Images

富山県


カターレ富山(2023シーズンJ3リーグ)


スタジアム


  • 富山県総合運動公園陸上競技場:富山県富山市南中田368

注目選手


  • 林堂眞(りんどう・まこと)DF

富山県のJ3クラブ、カターレ富山。DF林堂眞は、2022シーズン34試合に出場。自陣での空中戦の強さはもちろん、8得点3アシストとDFらしからぬ数字を残した。攻守両面の要と呼べる絶対的な軸だ。




ツエーゲン金沢 FW杉浦恭平 写真:Getty Images

石川県


ツエーゲン金沢(2023シーズンJ2リーグ)


スタジアム


  • 石川県西部緑地公園陸上競技場:石川県金沢市袋畠町南136

注目選手


  • 杉浦恭平(すぎうら・きょうへい)FW

石川県のJ2クラブ、ツエーゲン金沢。FW杉浦恭平は技術が高く、在籍6年(2023シーズンで7年目)となったことで同クラブを代表する選手といえるだろう。2022シーズンは途中出場も多いなかで7得点7アシストを記録し、成長はまだ止まりそうにない。




福井県


福井ユナイテッド(2023シーズン北信越フットボールリーグ)


スタジアム


テクノポート福井スタジアム:坂井市三国町黒目22-51-3など


福井県はJクラブがない数少ない県の1つ。それでも、福井ユナイテッドFCがJリーグを目指すと公言している。2022シーズンは、北信越フットボールリーグで首位と勝ち点差3の3位。来季は2シーズンぶりの優勝、そして全国地域サッカーチャンピオンズリーグを勝ち抜いてJFL(事実上の4部リーグ)昇格を目指す。


清水エスパルス MF白崎凌兵 写真:Getty Images

静岡県


清水エスパルス(2023シーズンJ2リーグ)


スタジアム


  • IAIスタジアム日本平:静岡県静岡市清水区村松3880-1

注目選手


  • 白崎凌兵(しらさき・りょうへい)MF

静岡県の清水エスパルス。2022シーズン積極的な補強を敢行しながら、J2降格となってしまった。期待とは異なる結果となったが、そのなかでもMF白崎凌兵は31試合出場4得点1アシストと一定の戦績を残した。ゼ・リカルド監督からの信頼が厚く、1年でのJ1復帰に向けて中盤の不可欠なピースとなるだろう。




ジュビロ磐田 DF伊藤槙人 写真:Getty Images

ジュビロ磐田(2023シーズンJ2リーグ)


スタジアム


  • ヤマハスタジアム:静岡県磐田市新貝2500

注目選手


  • 伊藤槙人(いとう・まきと)DF

静岡県のジュビロ磐田。2022シーズン清水と同様に、J2降格の憂き目にあった。そんな中、DF伊藤槙人はこれまでのキャリアのなかで、J1での最長出場時間を大きく更新。終盤コンディションを上げた守備の要が、1年でのJ1復帰のカギを握る。




藤枝MYFC(2023シーズンJ2リーグ)


スタジアム


  • 藤枝総合運動公園サッカー場:静岡県藤枝市原100

注目選手


  • 横山暁之(よこやま・あきゆき)MF

静岡県の藤枝MYFC。激闘を制し、クラブ初のJ2昇格を達成した2022シーズンとなった。攻撃陣を引っ張ったのは、J3第8節FC岐阜戦でのJ3初得点を皮切りに、13得点8アシストと大暴れしたMF横山暁之。2023シーズン清水、磐田との静岡ダービーを制すには、2列目の位置から横山が得点に関与したい。




アスルクラロ沼津(2023シーズンJ3リーグ)


スタジアム


  • 愛鷹広域公園多目的競技場:静岡県沼津市足高202

注目選手


  • 安在達弥(あんざい・たつや)DF

静岡県のJ3クラブ、アスルクラロ沼津。DF安在達弥は不動の右SBとして、2022シーズン全試合に出場してみせた。運動量が求められるポジションで、出場を続けるのは容易ではない。気持ちを前面に出し、最後まで走り切る姿でファンに愛される。




山田陸(当時ヴァンフォーレ甲府)写真:Getty Images

愛知県


名古屋グランパス(2023シーズンJ1リーグ)


スタジアム


  • 豊田スタジアム:愛知県豊田市千石町7-2

注目選手


  • 山田陸(やまだ・りく)MF

愛知県のJ1クラブ、名古屋グランパス。主力のボランチ陣の平均年齢が高くなっている中、白羽の矢が立ったのが、ヴァンフォーレ甲府(2020-2022)の主力で天皇杯優勝にも貢献したMF山田陸(24歳)だった。ボール奪取と安定したビルドアップを両立でき、重宝される可能性は高い。




岐阜県


FC岐阜(2023シーズンJ3リーグ)


スタジアム


  • 岐阜メモリアルセンター長良川競技場:岐阜県岐阜市長良福光大野2675-28

注目選手


  • 藤岡浩介(ふじおか・こうすけ)FW

岐阜県のJ3クラブ、FC岐阜。FW藤岡浩介は、攻撃的なさまざまな位置で起用され、2022シーズンJ3リーグ得点ランキング2位となる16得点3アシストを挙げた。藤岡は、2013年ファジアーノ岡山に入団後出場機会に恵まれない期間が続いたが、2021年テゲバジャーロ宮崎でブレイク。どのような未来を辿るのか、要注目だ。

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