横浜F・マリノス、ヤン・マテウス契約更新の裏側とは。元監督も関係?
2025年1月3日(金)8時52分 FOOTBALL TRIBE
横浜F・マリノスは2024年12月末、J1得点王のブラジル人FWアンデルソン・ロペス、FWエウベル、FWヤン・マテウスと2025シーズンの契約更新で合意したと公式発表。このうち、ヤン・マテウスについては高額の契約解除条項による効果が大きかったようだ。
同選手の去就を巡っては、ブラジル方面からの関心が絶えず。同国メディア『ラジオCBN』は2024年9月17日にECバイーアが獲得に動く可能性を伝えるとともに、「マテウスと横浜FMの契約は2025年12月まで残っている」とリポート。ブラジル人のパウロ記者は12月26日、アトレチコ・パラナエンセによる獲得調査を報じていたが、横浜FMは翌日に契約更新を発表している。
そんなヤン・マテウスにはブラジルのみならず、中国国内クラブも関心を寄せていたという。『捜狐』は2024年12月30日、元横浜FM監督のケビン・マスカット率いる中国1部覇者・上海海港の補強戦略を特集。「元ブラジル代表MFオスカルの退団に備えた計画」として、ヤン・マテウスや柏レイソルから浦和レッズへの移籍が決定的であるブラジル人MFマテウス・サヴィオの獲得を検討していたことを伝えた。
ヤン・マテウスについては、マスカット監督をはじめコーチングスタッフが注視していたとのことだが、「彼は横浜FMとの契約を残している。高額な移籍金を支払う必要があったため断念」とのこと。上海は1月2日までに、元横浜FC所属選手のFWサウロ・ミネイロをセアラーSCから獲得することで合意したという。
現在26歳のヤン・マテウスは、ブラジルやポルトガルでのプレーを経て、2022年夏に横浜FMへ完全移籍。来日1年目からJ1優勝に貢献すると、2023シーズンはリーグ32試合の出場で6ゴールをマーク。FWアンデルソン・ロペスらとともに攻撃陣をけん引する存在として、ファン・サポーターからさらに期待を寄せられるなかで迎えた2024シーズンも、35試合の出場で5ゴールと結果を残した。