箱根駅伝で走者と車があわや接触事故 走者「死ぬかと」、主催者「選手の安全が第一、あってはいけない」

1月4日(水)17時17分 BIGLOBEニュース編集部

画像は箱根駅伝公式Webサイト スクリーンショット

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第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路で、走者と自動車があわや接触という危険な場面があったことが4日、わかった。この危機一髪の瞬間を収めた動画がTwitterに投稿されており、誘導方法などに疑問の声があがっている。この件について、大会を主催する関東学生陸上競技連盟に話を聞いた。


神奈川県箱根町の芦ノ湖から東京の読売新聞社前までの5区間109.6キロメートルのコースで3日に行われた箱根駅伝の復路。最終10区の日比谷交差点におりて、神奈川大学の中神恒也選手が自動車と接触しそうになった。


現場は、交通量の多い大きな交差点で、中神選手側が赤信号、垂直方向の自動車が走行している状況。中神選手が交差点に差し掛かっても、自動車の流れは切れず、その中に突っ込んでいく形となった。直前になって事態に気付いた警察官や警備員は、「車止まってください」と指示を出しているが間に合わない。中神選手は左側から走ってきたワゴン車にぶつかりそうになり、ギリギリのところで速度を緩めてやり過ごした。中神選手は3日夜、「初めてレースで事故りそうになった」「死ぬかと」と、このときの状況を自身のTwitterで語っている。


関東学生陸上競技連盟は、競技中の選手が自動車にひかれそうになったことについて、「事実としては確認できているが、原因などの詳細は確認中のため回答できない」とコメント。また、このような事態は過去に例がなく、「選手の安全が第一、あってはいけない」と説明した。今後については、中神選手への対応や警察と誘導・連携の方法について検討するとした。


ネットでは、「50m先で誘導しなければ意味がない」、「警察の誘導が遅いのが問題」といった誘導方法に疑問を投げかける声が殺到。「いつ事故が起こるかと懸念して、恐ろしくて仕方ない」、「非常に選手の人命にとって危険な場面」と選手の安全を危惧する声も多くあがっている。


BIGLOBEニュース編集部 BIGLOBEニュース編集部RSS

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