キケ・ヘルナンデスは退団か キム・ヘソン獲得で「彼のための場所を見つけるのは難しい」再契約に“暗雲”漂う
2025年1月4日(土)12時30分 ココカラネクスト
キム・ヘソン獲得でキケ・ヘルナンデスの再契約に暗雲が漂っている(C)Getty Images
ドジャースは現地時間1月3日(日本時間4日)、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた韓国プロ野球の金慧成(キム・ヘソン)と3年総額1250万ドル(約19億6500万円)で契約合意に至ったことを発表した。
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25歳のキムとの契約により、去就が注目されていた“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデスとの再契約に暗雲が漂っている。米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は自身のXで「ドジャースはムーキー・ベッツを遊撃手に、ギャビン・ラックスを二塁手に起用する計画でいくとしている」と投稿し、キムについては、「スーパーユーティリティーの役割を果たすという計画がある。キムは(韓国の)KBOで中堅手として活躍している」と記した。
この報道を踏まえ、米誌『Newsweek』の電子版は「キムが加わったことで、ドジャースにはファンのお気に入りのユーティリティーマン、キケ・エルナンデスを獲得する余地がなくなるかもしれない」と伝えている。
その理由として「キムは二塁手と遊撃手としての能力に加え、三塁手、左翼手、右翼手も守ったことがある」とし、「(エンリケ・)ヘルナンデスは投手と捕手以外なら、グラウンドのほぼどこでもプレーできる能力で知られている。ロサンゼルスではファンのお気に入りとなっているが、現在の構成では彼のための場所を見つけるのは難しい」と説明した。
ただ、「ドジャースはギャビン・ラックスとのトレード相手を見つけ、キムを二塁の先発に起用するかもしれない。また、クリス・テイラーを移籍させ、ヘルナンデスの外野のポジションを空ける可能性もある」としているが、現状は不透明。
ファンからの人気も高い33歳の“キケ”だが、このままドジャースを去ることになるのか。今後の動向に大きな注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]