逆転弾の神村学園FW福田師王、青森山田撃破も「まだまだ」 意識高める意外?な日課も明かす

2023年1月4日(水)21時0分 サッカーキング

決勝点を決めた福田 [写真]=野口岳彦

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 第101回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が4日に行われ、神村学園(鹿児島)が青森山田(青森)に2−1で逆転勝利し、準決勝進出を決めた。

 神村学園は前半に先行を許したものの、後半に入って56分に西丸道人、60分に福田師王が立て続けに得点して、前回王者に逆転勝利を果たした。決勝点を決めた福田は試合後、「青森山田さんには素晴らしい選手が揃っている中、勝ったことは自信になったと思います」と胸を張ると、「(準決勝では)もっと自分の特長を出して得点を増やしていきたいと思います。相手より点を決めること、そしてチームの勝利に貢献したい」と国立競技場での試合に向けて意気込んでいる。

 得点シーンは西丸のシュートのこぼれ球に反応して押し込む形に。「最初から狙っていました。焦りなく、みんなを信頼していたので、絶対ボールが来るだろうと。決められて良かったです」と喜ぶ福田は、3戦連続の逆転勝利に「本当は先制点を決めたい」と笑いつつ、「今年は勢いが違いますし、逆転できる自信があります。プレミアリーグWESTの参入戦(セレッソ大阪U−18に2−1で逆転勝利)でみんな自信がついたと思います。諦めない気持ちが強かった」と、チームの精神力を誇っている。一方で自身の出来については「実力不足。もっと一人で打開する力をつけたい。(通用したところは)何もなかったです。まだまだです。もっとこだわっていきたい」と反省の言葉を並べた。

 大会初戦の2回戦・山梨学院(山梨)戦では1得点を記録したものの、3回戦の日大藤沢(神奈川)戦では無得点に終わっていた福田。「絶対決めるという気持ちを持ちながら、寝たり行動したり、いろいろ考えたのがよかった」と数日間の意識を振り返ると、自身が高校入学後、毎日の日課としているエピソードも明かす。それは帰り道にしている「ゴミ拾い」だ。始めた理由の一つとして「『人として変わりなさい』と言われました。自分は人間性が悪いので。有村(圭一郎)先生やいろいろな人に言われた」と笑いながら答えた福田は、「(得点が決められず、いろいろ考え、行動した数日間は)ゴミ拾いも、より見つけるようにしました。昨日はアメの袋を拾いました。今日もこれから帰り道で」と、全国の舞台でも大切にしている意識を話している。

 卒業後はボルシアMG加入が決まっている福田。今大会は3試合で2得点と、FWの数字としては物足りなさもある。得点王は「狙っています」と断言し、「自分が点に取れるか取れないかで変わってくる。絶対に点を決めて、チームの勝利に貢献したい」と、7日の準決勝・岡山学芸館(岡山)戦を見据えている。

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