近江、計7得点が生まれた白熱の乱打戦を制す! 神村学園は惜しくも準々決勝敗退

2024年1月4日(木)15時53分 サッカーキング

神村学園と近江が激突した [写真]=佐藤博之

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 第102回全国高校サッカー選手権大会・準々決勝が4日に行われ、神村学園(鹿児島)と近江(滋賀)が対戦した。

 7大会連続11回目の選手権出場で、2回戦では松本国際(長野)、3回戦では神戸弘陵学園(兵庫)に勝利した神村学園と、2大会連続3回目の出場で、2回戦では日大藤沢(神奈川)、3回戦では明秀日立(茨城)といずれもPK戦で勝利を収めて準々決勝に進出した近江が激突した。

 試合は12分、浅井晴孔が左サイドからクロスを上げると、これはファーサイドへと流れたものの、詰めていた鵜戸瑛士がダイレクトで右足を振り抜く。ループ気味に飛んだボールはそのままゴールへと吸い込まれ、近江が先制に成功した。

 それでも、18分に右サイドでボールを受けた有馬康汰がクロスを送ると、走り込んだベガルタ仙台への加入が内定している西丸道人が頭で合わせ、神村学園がすぐに同点とした。

 さらに、22分にはベルギーのヘンク加入が内定している吉永夢希が左サイドを抜け出すと、角度のない位置からクロス気味のボールを送ると、これがゴール方向へと向かい、GKが弾き切れずにそのままゴールイン。神村学園が逆転に成功した。

 後半に入り、53分には右サイドのCKの流れから川上隼輔が左足でクロスを送ると、走り込んだ山本諒が頭で流し込み、近江が同点に追いつく。しかし、55分にゴール前からのFKを名和田我空が直接狙うと、GKが弾き切れずにそのままゴールネットを揺らし、再び神村学園が勝ち越した。なお、U−17日本代表の名和田は今大会3試合連続ゴールとなった。

 再びリードを許した近江だったが、66分に右サイドのCKから競り合いを制した山本が頭で叩き込み、再び試合を振り出しに。このままタイムアップを迎えるかと思われた80+3分、クロスボールの混戦から最後は鵜戸瑛士がこぼれ球を流し込み、近江が土壇場で勝ち越すことに成功した。

 このまま試合は終了。両チーム合わせて7得点が生まれた白熱の一戦を制した近江が準決勝へと駒を進めた。なお、6日に行われる準決勝では堀越(東京A)と対戦する。

【スコア】
神村学園 3−4 近江

【得点者】
0−1 12分 鵜戸瑛士(近江)
1−1 18分 西丸道人(神村学園)
2−1 22分 吉永夢希(神村学園)
2−2 53分 山本諒(近江)
3−2 55分 名和田我空(神村学園)
3−3 66分 山本諒(近江)
3−4 80+3分 鵜戸瑛士(近江)

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