堀越が初の4強入り！ “10番の主将”FW中村健太が1G1Aの活躍…佐賀東は猛攻及ばず
2024年1月4日（木）15時52分 サッカーキング
堀越が初の4強入り [写真]＝金田慎平
過去最高成績に並ぶ選手権8強入りを成し遂げた堀越。ここまでの3試合で今治東、初芝橋本、明桜と対戦すると、3得点0失点と手堅く勝ち上がってきた。対する佐賀東は、初の選手権8強入り。帝京大可児や富山第一といった全国常連校を相手に、3試合で9得点2失点と、快進撃がフロックではないことを証明している。
試合序盤は佐賀東が主導権を握る展開に。MF江口恭平やMF宮川昇太を中心に右サイドからいくつかチャンスを作るなど、徐々に得点の匂いを漂わせていく。だが19分、先制点を奪ったのは堀越だった。敵陣中央やや右寄りでボールを受けたFW中村健太がカットインから左足。狙いすまされた“10番”のコントロールショットが、弧を描きながらファーサイドに吸い込まれた。その後も佐賀東がボールを保持し、それに対して堀越が前から嵌めるというシーンが続いた。
堀越の1点リードのまま迎えた後半も佐賀東が攻勢を強めると、途中出場のMF詫間湊斗がチャンスを演出するなど相手ゴールに迫る。そんな佐賀東が前へと出る時間帯のなかで、またしても堀越が“一発”を決めた。67分に、中村からのボールをペナルティエリア内で受けたMF仲谷俊が、寄せてきた相手DFをかわして、最後は冷静にゴールネットを揺らしたのだ。
一方の佐賀東は32分、ペナルティエリア左奥深くからの折り返しを、途中出場のFW田口大翔が決めて1点を返す。さらに圧をかける佐賀東と、守勢に回った堀越の終盤は、佐賀東のシュートが2度も枠を強襲する紙一重に。そして試合はこのまま堀越が逃げ切る形で終了。初の準決勝に駒を進めた堀越は、6日に近江（滋賀）と対戦する。
【スコア】
堀越 2−1 佐賀東
【得点者】
1−0 19分 中村健太（堀越）
2−0 67分 仲谷俊（堀越）
2−1 73分 田口大翔（佐賀東）
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