東京五輪まで2年半。将来のサムライブルーを背負うU-21世代の日本人選手10人【編集部フォーカス】

1月5日(金)10時11分 フットボールチャンネル

U-20W杯で3得点した“日本のメッシ”

 2020年の東京五輪まで約2年半となった。自国開催の五輪で、ベスト4に進出したロンドン五輪以上の成績が期待される日本。この大会に出場する選手たちには、将来のA代表を背負うことも望まれる。そんな若きサムライたちの中で今後要注目の10人をピックアップした(1997年1月1日以降に生まれた選手が対象)。

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堂安律(フローニンゲン/オランダ)

 ベスト16での敗退に終わったU-20W杯で3得点を挙げた堂安律は、FIFAの公式ツイッターで「日本のメッシ」と賛辞を浴びた。昨年夏にはガンバ大阪からオランダ1部のフローニンゲンへ移籍し、欧州でも存在感を発揮し始めている。

 初めての海外挑戦でリーグ序盤は苦しんだものの、徐々に出場時間を伸ばして前半戦は3つのゴールも決めた。ガンバ大阪時代から強烈な左足キックと切れ味鋭いドリブルは一級品で、大舞台に動じないメンタルも備える。間違いなく将来のA代表を背負うであろう逸材だ。

欧州移籍も? J通算40試合超えの19歳

冨安健洋(アビスパ福岡)

 19歳ながらアビスパ福岡で守備陣の柱としての地位を確立した冨安健洋は、今冬にベルギー移籍の噂が浮上した。身長188cm体重78kgと日本人離れした体格で、センターバックとボランチを遜色なくこなすインテリジェンスも備える。Jリーグでの通算出場数はすでに40試合を超えた。

 U-20W杯でもセンターバックとして日本の守備を支えた。19歳とは思えない落ち着いたメンタルも魅力で、海外移籍が実現すればその成長スピードはさらに加速しそうだ。

柏を支える下部組織出身の若大将

 センターバックとは思えないほどの高いビルドアップ能力を備える中山雄太は、柏レイソルの守備において欠かせない存在となった。下部組織出身の生え抜きで、中盤にも対応するポリバレント性も発揮するなどサポーターからの期待は大きい。

 昨年のU-20W杯では冨安健洋とセンターバックでコンビを組み、世界を相手に戦った。J1での通算出場数がまもなく60試合に到達する“若大将”は、森保一監督が複数のポジションへの対応を求める東京五輪代表でも重要な存在になるかもしれない。

J2を震撼させた“和製ロッベン

 あまりにも速い。前田大然のスピードを目の当たりにし、J2の選手たちは震え上がったに違いない。2017年はレンタル先の水戸ホーリーホックで13得点を挙げ、今年から松本山雅FCに復帰することが決まった。

 その速さはたった1人で戦術兵器になってしまうほど。爆発的な加速で相手を置き去りにして一気にゴールを陥れる坊主頭の“和製ロッベン”は、森保ジャパン初の公式戦となる1月のAFC U-23選手権でアジアを相手にどこまで通用するだろうか。

武者修行を決断した“ミヨッシ”

 U-20W杯にも出場した三好康児だが、クラブでは思うように出場時間を伸ばせず。下部組織時代から過ごした川崎フロンターレを離れ、新シーズンは北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍することが決まった。

 初のJリーグ制覇を成し遂げたチームでもドリブルのキレやスピードは高く評価されていた。AFC U-23選手権に臨む森保ジャパンでも10番を任されるなど期待を寄せられている。不完全燃焼に終わった1年を経て、さらなる飛躍に燃えているはずだ。

U-20W杯組で最速のA代表招集

 初瀬亮は2017年のU-20W杯に出場したメンバーの中で、最初にA代表から招集を受けた選手となった。昨年12月に国内組のみで臨んだEAFF E-1サッカー選手権でヴァイッド・ハリルホジッチ監督から声がかかった。

 A代表初キャップは刻めなかったが、両サイドを遜色なくこなす万能性とウィング並みの攻撃力、キック精度は高く評価されている。所属するガンバ大阪でもリーグ後半戦は出場機会を増やした。明るい性格でピッチ外におけるムードメーカーを果たせる点も初瀬を語る上で見逃せない。AFC U-23選手権でもチームの中心として活躍が期待される。

世界を驚かせた高校生Jリーガー

 U-17W杯のグループリーグ初戦でハットトリックの大活躍。すると「中村敬斗とは誰だ!?」と世界中が騒ぎ出した。右足のパワフルショットが最大の武器で、最近は逆足でもゴールを奪えるようになった。

 Jクラブの下部組織ではなく街クラブの三菱養和SCユースに所属していた中村は、新シーズンから同世代の選手たちに先んじてJリーグに活躍の場を移す。ガンバ大阪との契約が決まった。プロの舞台で才能を磨けば、2020年の東京五輪や、2022年のカタールW杯で輝きを放っていてもおかしくはない。

彗星の如く現れたレイソル産ドリブラー

 ドイツ・ブンデスリーガに彗星の如く現れた日本人がいた。20歳の伊藤達哉は、セカンドチーム登録ながら今季トップチームデビューを飾ると、瞬く間にハンブルガーSVのファンの心をつかんだ。

 元々は柏レイソルの下部組織出身で、国際大会での活躍がきっかけでスカウトされてトップチーム昇格前に海を渡った。ドイツでの3年目となった今季、不振のチームでチャンスを得るとスピード感あふれるドリブル突破で存在感を発揮し評価が急上昇。2021年までの契約延長も勝ち取り、今後の日本代表入りも期待される。

復活を目指す東京五輪世代No.1ストライカー

 昨年5月に行われたU-20W杯のグループリーグ第2戦、ピッチに崩れ落ちた小川航基の姿に誰もが言葉を失った。診断は左ひざの半月板損傷。練習再開まで半年を要する重傷だった。

 同4月にはYBCルヴァンカップでプロ初ハットトリックを達成したばかりで、所属するジュビロ磐田でも大きな期待を寄せられていただけに、最悪のタイミングでの負傷となってしまった。とはいえ東京五輪世代No.1ストライカーという評価は不変。まずは負傷からの完全復活が待たれる。

バルサ育ちの“和製イニエスタ

 久保建英の2017年は目まぐるしく環境が変わる大忙しの日々だった。5月にFC東京のトップチームデビューを果たし、U-20とU-17で2度のW杯に出場、そしてプロ契約締結とJ1デビュー…16歳の少年がこれだけの経験をするということは、彼の才能の証明にほかならない。

 名門バルセロナ育ちという経歴に注目が集まりがちだが、テクニック、プレービジョン、インテリジェンスとサッカーに必要なあらゆる要素がハイレベルで、上の世代に混ざっても萎縮することなく実力を発揮できる。「常に相手を上回っていたい」という貪欲さが成長を加速させるか。間違いなく日本サッカーの将来を背負う超逸材だ。

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