神村学園MF名和田我空、3試合連続ゴールも目の前で失点…来年のリベンジ誓う「3年生の悔しい顔を見ると本当に申し訳ない」

2024年1月4日(木)23時14分 サッカーキング

神村学園MF名和田我空[写真]=佐藤博之

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 第102回全国高校サッカー選手権大会・準々決勝が4日に行われ、神村学園(鹿児島)は近江(滋賀)に3−4で敗れ、ベスト8敗退に終わった。試合後、神村学園のMF名和田我空がメディア取材に応じた。

 U−17日本代表として出場した「AFC U−17アジアカップ2023」で大会MVPと得点王の二冠を達成し、FIFA U−17ワールドカップインドネシア2023で世界の舞台も経験した2年生の名和田。

 大きな注目を集めて臨んだ今大会だが、対戦相手から徹底マークされて苦しんだ。2回戦、3回戦、準々決勝と3試合連続でゴールは決めたものの、本人もすべての試合でパフォーマンスに満足できず。そして、特に準々決勝では失点に絡んでしまい、悔しい形で大会を去ることになった。

「自分の目の前でやられてしまいました。昨年もやられて、今年もやられてしまったので…。力不足だなというのはすごく感じています。昨年も追いつかれて負けて、今年も同じような形で負けてしまったので、粘り強さをまだまだつかないといけないなと感じますし、個人としても得点が取れるときに取っておかないと、ああいう試合になるんだなと、心の底から感じました。まだまだ努力するしかないなと思います」

 1年生から背番号“10”を託され、選手権も経験させてもらった。恩返ししないといけない。そう強く感じていた。

「1年、2年生から出ている分、3年生を助けたかったですけど、出ていない3年生だったり、応援してくれている3年生の悔しい顔を見ると、本当に申し訳ないという気持ちがこみ上げてきます」

 強い想いとは裏腹にチームを勝たせることはできなかった。名和田は自身の課題をこう語った。

「もっとゴールに向かうべきだと感じています。今日も苦しい時間になってからゴールに向かいましたけど、それだと遅いので、自分のストロングポイントをもっと伸ばしていきたいと思います。また、守備の課題をずっと言われてきて、代表に帰ってきてから向き合ってきましたけど、まだまだ足りないので、今日も目の前でやられましたし、まだまだ自分の課題が大きかったなと思います」
 
 この悔しさや先輩への「申し訳ない」という思いは、「常に相手の脅威になる選手」になって、来年、同じ舞台で晴らすしかない。

「今後、本当にサッカーと向き合って、頑張っていきたいです。本当に1年間がものすごく早いなと感じているので、ここから帰って、すぐに次に向けて前を向かないといけないと思いますし、自分はあと1年あるので、先輩たちの思いだったり、鹿児島県民だったり、神村学園の思いを背負って、来年こそという強い思いで頑張ります」

 1年後の選手権でのリベンジへ。名和田のさらなる進化に期待したい。

サッカーキング

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