長崎、カリーレ監督との契約現状を再度報告…サントス側からは未だに正式な契約オファーが届かず

2024年1月5日(金)13時55分 サッカーキング

V・ファーレン長崎は5日、ファビオ・カリーレ監督との契約現状を報告

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 V・ファーレン長崎は5日、現時点でのファビオ・カリーレ監督との契約現状について報告した。また、同日にヘッドコーチ就任が発表された下平隆宏氏が、暫定的に指揮を取ることも併せて伝えている。

 事の発端は先月、カリーレ監督はV・ファーレン長崎と契約を更新したにも関わらず、サントスの新監督就任オファーに個人合意したというもの。同時点では、サントスから契約手続きに関する正式なオファーは届いていないことを明らかにしていた。

 そして今回の報告によると、サントス側に正式な契約手続きを再三要求しているものの、未だにオファーレターも届いていないとのこと。クラブ側は「今後の日本サッカー界のためにも一方的に契約を破棄したことによる違約金に関しては支払いを求めるべきだと考えております」と断固とした構えだ。また、新シーズンよりヘッドコーチに就任する下平隆宏氏が、暫定的に指揮を取ることも発表している。

 クラブ代表取締役会長兼社長の髙田旭人氏は、カリーレ監督との契約問題に対する声明を発表した。

「皆様あけましておめでとうございます。今年は、元日から本当に胸を痛めるようなニュースが続いています。こういう時だからこそ、サッカーを通してチャレンジする姿を示し、チーム・サポーター・スポンサーすべてが一丸となって J1昇格を達成し、皆さんと笑顔で振り返られる一年にしたいと思います。本年もよろしくお願いします」

「カリーレ監督との契約の件につきましてご心配をお掛けして申し訳ありません。すでにご報告の通り、昨年12月20日にカリーレ監督からサントスFCと契約したい意向を受け取りました。その後、現地での記者会見も行われていますが、1月5日現在まで契約に関する正式な手続きを再三求めているものの、未だにオファーレターも届いていない状況です。我々としては、今後の日本サッカー界のためにも一方的に契約を破棄したことによる違約金に関しては支払いを求めるべきだと考えております」

「一方、年が明け今シーズンに向けて選手・スタッフが迷いなく今季に向けて動き出さないといけない中で、この曖昧な状況を解消すべきだと考えており、下平隆宏ヘッドコーチとの契約を締結しました。カリーレ監督の去就がはっきりするまでは暫定で指揮を執っていただくことになります。今後も、目指すべき目標達成に向けて、チーム一丸となり全力で準備を進めてまいります」

 また、V・ファーレン長崎のヘッドコーチに就任する下平氏は現在52歳。トップレベルでは、柏レイソルと横浜FC、そして昨シーズンまで率いた大分トリニータの監督を歴任している。同氏は、クラブ公式サイトでコメントを残した。

「V・ファーレン長崎に関わる全ての皆様、はじめまして下平隆宏です。今年は、長崎スタジアムシティの開業年ということで長崎県民の期待や希望が溢れる1年になると思います。その中で、クラブの目指すべきビジョンに共感をし、このチームでJ2優勝、J1昇格を成し遂げたいと強く感じ就任を決意しました。選手、スタッフ、クラブが一丸となり、長崎の素晴らしいサポーターとともに、どんな時でも目標に向かい、情熱を持って邁進していきますので、応援よろしくお願いいたします」

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