“スウェーデン女子最優秀MF”の籾木結花がレスターへ完全移籍…今冬2人目の日本人選手加入

2024年1月6日(土)21時21分 サッカーキング

レスターが籾木結花の完全移籍加入を発表 [写真]=Leicester City FC via Getty Images

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 ウィメンズ・スーパーリーグのレスター(イングランド)は5日、リンシェーピング(スウェーデン)から元日本女子代表(なでしこジャパン)MF籾木結花が完全移籍加入することを発表した。

 籾木に関しては昨年12月の時点でリンシェーピングからの退団が発表されており、去就に注目が集まっていた。年を跨ぎ、新天地はイングランドに決定。レスターの発表によると、籾木の契約期間は2025年6月末までの18カ月間だという。背番号は「29」に決まった、なお、レスターは2023年12月8日になでしこジャパンDF宝田沙織の加入を発表している。リンシェーピング時代に宝田とチームメイトだった籾木は、早くもイングランドで再会を果たすこととなった。

 籾木は1996年4月9日生まれの現在27歳。生まれはアメリカのニューヨークながら日本で育ち、日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の育成組織にあたるメニーナで活動。中学3年生だった2011年にトップチームデビューを飾ると、その後は持ち前の得点力の高さを活かし、徐々に主力へと成長を遂げた。2015シーズンからはなでしこリーグの5連覇にも貢献。2020年5月に海外挑戦を決断し、NWSL(ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ/アメリカ1部リーグ)に所属するOLレインへ完全移籍。その後は2度のレンタル移籍を経て、2021年12月にはダームアルスヴェンスカン(スウェーデン1部リーグ)のリンシェーピングに完全移籍加入した。

 2023シーズンのダームアルスヴェンスカンではリンシェーピングの中心選手として活躍。24試合に出場して15ゴール7アシストをマークし、得点ランキングとアシストランキングでともに3位タイという好成績を残した。チームの2年連続となる女子チャンピオンズリーグ(WCL)出場権獲得に大きく貢献しただけでなく、個人としてもリーグの年間最優秀選手(MVP)および最優秀MFの候補に選出。年間MVPの受賞こそ逃したが、見事に年間最優秀MFの称号を手にしていた。

 また、籾木は各年代別の“ヤングなでしこ”としても活躍しており、2012年のFIFAU−17女子ワールドカップや 2016年のFIFAU−20女子ワールドカップに出場。2017年3月にはなでしこジャパンデビューも飾り、2019年のFIFA女子ワールドカップや2021年の東京オリンピックなどに出場した。なでしこジャパンでは通算41試合出場14得点を記録。東京オリンピックを最後になでしこジャパンからは遠ざかっている。

 レスターへの完全移籍加入に際し、籾木はクラブを通してコメントを発表。イングランドでプレーすることを目標にしていたと明かし、新天地にレスターを選んだ理由にも言及した。

「ここに来ることができてとてもワクワクしています。できる限り早くピッチでプレーしたいです。ファンのみなさんには、私がこのクラブでプレーできることをどれほど喜んでいるのかを実感して欲しいですし、ピッチ上でみなさんに会うのが待ちきれません。サッカーをプレーする者ならば、誰しもが目指す場所がイングランドだと思います。ここでプレーすることは私の夢でした」

「監督は非常に情熱的な方で、クラブが掲げるプロジェクトに対して明確なビジョンを持っています。それこそが私がレスターを選んだ理由です。クラブには具体的な目標と計画があり、このクラブに関わる全員がその哲学に従って動いていると感じました」

 レスターは2023−24シーズンのウィメンズ・スーパーリーグで10試合を消化。2勝4分4敗という成績で勝ち点「10」を獲得し、現在は12チーム中8位につけている。


【動画】レスターが籾木結花の完全移籍加入を発表!

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