卓球・伊藤美誠はエース扱い、だが絶大なる石川佳純の存在感

1月8日(水)7時0分 NEWSポストセブン

石川佳純も4年前のリオ五輪当時とは状況が違う(写真/EPA=時事)

写真を拡大

 東京五輪の女子卓球シングルス代表2枠のうち「最後の1枠」を巡る争いは、デッドヒートの末に世界ランク10位の石川佳純(26)が同11位の平野美宇(19)を退け、3大会連続となる五輪行きの切符を確実にした(世界ランクは2019年12月時点、以下同)。


 ただ、石川の置かれた状況は4年前のリオ五輪とは大きく違う。


「前回はニッポンのエースとして大会に臨んだが、今回は早々にシングルス代表の座を確定した世界ランク4位の伊藤美誠(19)がいる。女子卓球界を引っ張ってきた石川ですが、伊藤や平野ら“黄金世代”が力を伸ばし、世代交代の波のなかで五輪イヤーを迎えました」(スポーツ紙デスク)


 注目されるのが、団体戦に出場する「代表3枠目」である。1月6日に発表される最後の1人が誰になるかで、「“東京五輪のエース”がはっきりする」(担当記者)というのだ。


 卓球の団体戦は、3人の選手で第1試合のダブルス、第2〜第5試合のシングルスを戦う。一般的に、第2試合に登場してシングルス2試合を戦う選手がエース格で、2番手、3番手の選手はダブルスとシングルスに1試合ずつ出場する。


「リオの時は石川、伊藤、福原愛(31)のチームで、石川がシングルス2試合を戦うエースでした。


 今回、3人目が順当に平野なら、エースのポジションは伊藤で、ダブルスは石川と平野ということ。右利き同士の伊藤・平野ペアにするより、左利きの石川と右利きの平野で組むほうがいい。ただ、もし3人目が左利きの早田ひな(19)の場合、ダブルス重視で伊藤・早田ペアという戦略だろう。この2人は2019年の世界選手権ダブルスで準優勝している。黄金世代ペアで第1試合を確実に取りに行く作戦です」(同前)


 その場合、石川がシングルス2試合に出る“エースのポジション”となるのだ。


「現実的には、世界ランク24位の早田が選ばれる可能性は低い。日本のトップ選手が伊藤というのは多くの人が認めるところ。最年長の石川はチームをまとめる役回りを求められる」(前出・スポーツ紙デスク)


 日本卓球の初メダルとなった2012年のロンドンでは、福原、石川をベテランの平野早矢香(34)がまとめ、リオではエースの石川、まだ15歳だった伊藤の2人を福原がリーダーとして支えた。“熾烈なエース争い”ではなく、チームをまとめる“ベテランの力”が発揮されることで、東京でもメダルが近づいてくる。


※週刊ポスト2020年1月17・24日号

NEWSポストセブン

「卓球」をもっと詳しく

「卓球」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ