ヨーロピアンF3:高校生ドライバーの佐藤万璃音、2018年もモトパークから継続参戦

2018年1月9日(火)12時48分 AUTOSPORT web

 2017年のFIAヨーロピアンF3選手権に参戦した佐藤万璃音は、2018年もモトパークからシリーズに継続参戦すると発表した。


 佐藤万璃音は1999年生まれ、神奈川県出身の弱冠18歳。中学卒業後に渡欧し、イタリアFIA-F4などに参戦してきた。


 2017年はヨーロピアンF3にステップアップを果たし、ドイツ・オッシャースレーベンに拠点を構えるモトパークからF3デビューを果たした。

万璃音はヨーロピアンF3にモトパークからデビューした


 ヨーロピアンF3参戦初年度は慣れないサーキットが多かったこともあり、思うような結果を残せず、ランキング19位。しかし、シーズン終了後に行われたテストではトップタイムを記録するなど、ポテンシャルを発揮している。


「2017シーズンは全般的にリズムに乗れず、全身全霊でやりきれなかった場面も少なくありませんでした」と万璃音。


「10月と12月のテストで自分の走行データを見た際には、『なぜ、これほど簡単なことが2017シーズン中にできなかったのだろう?』と首を傾げる点もいくつか発見できました」


「オフシーズンのテストは内容も結果も満足していますし、2018シーズンが早く来ないかと楽しみです」


「2017シーズンのレース活動に関する発表は開幕2カ月前でした。今回はそれよりも早い段階で2018シーズンのレース活動に関して発表できて、とてもうれしく思います」


「シーズンが終わってから次のシーズンへ向けて動き始めるのではなく、中長期のスパンで僕の将来を考えてくれるマネジメント・チーム、僕をつねに支えてくれるスポンサーの皆さまと家族、そして僕を温かく迎えてくれたモトパークに感謝しています」


 なお、モトパークはすでに、同チームから第64回マカオGPに参戦し優勝したダニエル・ティクトゥムの起用も発表済みだ。


 2018年のヨーロピアンF3は、5月11〜13日のフランス・ポー大会で開幕。10月12〜14日の最終戦ドイツ・ホッケンハイム大会までの全10ラウンドで争われる。


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