元日本代表MF遠藤保仁が現役引退…新シーズンからは指導者としてG大阪に帰還

2024年1月9日(火)14時44分 サッカーキング

MF遠藤保仁が現役引退を発表 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 ジュビロ磐田は9日、2023シーズン限りで元日本代表MF遠藤保仁が現役を引退することを発表した。

 正確無比なキックと戦術眼で日本サッカー史に名を刻んだ“マエストロ”が、プロキャリア26年に終止符を打った。1980年1月28日生まれの遠藤は現在43歳。1998年に鹿児島実業高校から横浜フリューゲルス(1998年に解散)に入団すると、その後は京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)、ガンバ大阪、ジュビロ磐田でプレーした。とりわけ、ガンバ大阪在籍時の2014シーズンは史上2クラブ目の国内3冠達成に大きく貢献するとともに、同シーズンのJリーグ最優秀選手賞を受賞。Jリーグ通算776試合に出場し113得点154アシストを記録した他、J1リーグを2度、ルヴァンカップを2度、天皇杯を5度、AFCアジアチャンピオンズリーグを1度制するなど、数々のタイトルを手中に収めている。

 また、日本代表としても、2002年のデビュー以降、通算152キャップを保持。ワールドカップには3度出場し、2010年南アフリカ大会のグループステージ最終節デンマーク戦では、決勝ラウンド進出へと導く直接フリーキックを決めた。

 現役引退を決断した遠藤は、ジュビロ磐田のクラブ公式サイトでコメントを残している。

「ジュビロ磐田のファン・サポーターの皆様、私は2023シーズンをもちまして現役生活に終止符を打ち、引退することを決めました。ジュビロには2020シーズンの途中から移籍をさせていただき、加入当初はJ2で、翌シーズンもJ2で戦って、見事優勝・J1昇格という良い想い出ももちろんありますが、J2に降格してしまったという悔しい思いもしました。ただ、2023シーズンでまたJ1に上がることができて、来シーズンはJ1でみんなが輝いているところを陰ながら応援したいと思っております。私自身、磐田・浜松での生活を本当に楽しめました。皆さんが優しく接してくれ、リスペクトしてくれて、素晴らしい約3年間を過ごせたと思っています。サッカーの部分でもすごく楽しく、毎日充実した日々を送ることができたのも、皆さんのおかげだと感謝しています」

「今シーズン、僕自身はガンバ大阪のコーチをすることが決定していますが、吹田スタジアムにジュビロの皆さんも来られると思うので、また会えるときを楽しみにしています。素晴らしい関係をジュビロ磐田の皆さんと、磐田・浜松の皆さんと築くことができたので、また磐田・浜松に遊びに行きたいなと思っています約3シーズン、お世話になりました。最高の想い出ができたと思っております。本当にありがとうございました。バイバイ!」

 またガンバ大阪は同日、2024シーズンより遠藤がトップチームコーチに就任することを発表。それに伴い、クラブ公式サイトでコメントを残している。

「ガンバ大阪サポーターの皆さま。 2024シーズンよりガンバ大阪トップチームのコーチに就任することになりました。私のキャリアの中でも多くの月日を過ごしたクラブで、また戦うことが出来ることを大変嬉しく思います。指導者としては勉強の身なので、紆余曲折あると思いますが、選手達と共に成長し、チームの勝利に貢献していきたいです。その中で、私が選手時代に感じたことなど、選手にとってプラスになる要素があれば伝えていきたいと考えております。今後とも宜しくお願い申し上げます」


【動画】遠藤保仁が現役引退

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