元CARTドライバーのスコット・プルエットが引退発表。デイトナ24時間がラストレースに

2018年1月10日(水)12時38分 AUTOSPORT web

 CART、NASCAR、そしてスポーツカーレースとさまざまなカテゴリーに参戦し現在はIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップを戦う3GTレーシングで15号車レクサスRC F GT3のステアリングを握るスコット・プルエットが、1月25〜28日に開催されるデイトナ24時間レースを最後に現役を退くと発表した。


 7歳からレーシングカートを始め、以後半世紀にわたってレースキャリアを積み重ねてきたプルエットは、1988年から参戦したCARTで通算2勝をマーク。2001年のル・マン24時間レースではコルベットC5-Rを駆りGTSクラス優勝を飾った。


 その後、本格的にスポーツカーレースに転向した“レジェンド”は2007年に1994年以来2度目のデイトナ24時間総合優勝を果たすと、翌年の2008年は連覇を達成したほか、2011、2013年の同大会でも勝利を重ねた。


 デイトナ24時間通算5回の総合優勝は2018年現在、ハーレイ・ヘイウッドと並ぶ歴代最多勝記録となっている。


 そんなプルエットは今月末、数々の栄光を掴んできたデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでレーシングドライバーとして最後のレースに臨む。


「アスリートとしてこれほどまでに長く成功したキャリアを続けられたことは本当に幸せなことだ」と語った大ベテランは「50年間にわたってレースを続けてきたが、2018年のデイトナ24時間が僕の最後のレースになる」と続けた。


「僕にとってデイトナは魔法の場所であり、愛する場所でもある。そんなデイトナで僕の愛する人たちと支えてくれた仲間たち、そして多くのファンに別れを伝えたいと思ったんだ」


「だからデイトナでの引退を選んだ。数週間後に訪れる最後のデイトナ24時間と、僕の人生における次の章が始まることにとても興奮している」


 なお、プルエットはレーシングドライバーの引退後、レクサスのブランド大使として活動することがレクサスから発表されている。


 新しい役職ではブランドの提唱者として製品のテストや開発を担っていくと同時に、レクサス・パフォーマンス・ドライビング・スクール、レクサス・アット・トラック・エクスペリエンスといった各種イベントに出演していくという。

マリーノ・フランキッティ(左)、メモ・ロハス(中央)とともに2014年セブリング12時間を制したスコット・プルエット(右)


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