ドジャース・山本由伸、メジャー1年目の成績を高橋尚成氏が予想「低く見積もって防御率2.50」

山本の評価は高い。ドジャースという強豪で力を発揮してくれるだろう(C)Getty Images

　大争奪戦となった山本由伸の獲得レースは、ドジャースとの総額3億2500万ドル（約463億円）の超大型契約合意で決着。総額だけで見ると、ヤンキースのエース、ゲリット・コールを抜いてメジャーリーグの投手では史上最高額だ。

　「ドジャース・山本由伸」が正式に誕生したが、球界OBは超大型契約を結んだ右腕をどのように見ているのか。巨人、メジャーリーグで活躍したOBの高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル『高橋尚成のHISAちゃん』を更新し、山本について言及した。

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　高橋氏は山本が巨額契約を勝ち取った複数の理由を挙げた。「まだMLBで1球も投げていない投手にこれだけの大金が払われるということは、相当認められているということ。山本由伸投手だけではなくて、大谷選手やダルビッシュ投手などの（MLBで活躍する）日本人選手の成績があったからこそ、この評価につながったと思います」とコメント。

　また、「メジャーでは（トラックマンなどで）計測された回転数をもとにドラフトやトレードが行われている。それくらい明確な数字が出るということは、評価の対象になりやすいということです。NPBでの山本投手のデータがすごく良いから、この評価につながったというのもあると思います」と語り、近年日米でデータ分析システムの普及が進んでいることも理由のひとつに挙げた。

　今オフにドジャースに入団した大谷翔平が山本との面談に出席し、右腕を勧誘したという報道もあるが、同氏は「さすが大谷選手ですよね。投げてよし、打ってよし、スカウトもよしで三刀流になっちゃうじゃないですか。大谷選手も一緒にやりたいという熱い気持ちを伝えたと思いますし、それくらい山本投手のことを認めているということ。最強タッグが組めたドジャースは間違いなく強いですよね」と語り、二刀流スターの“リクルーター”としての仕事ぶりに驚きを示していた。

　高橋氏は動画内で山本のメジャー1年目の成績についても言及。「低く見積もっている」としながら、15勝（貯金は10以上）、防御率2.50、163イニングの成績を残すと予想した。「すべての球種のクオリティが高いので、日本時代と同じように臨めば何も変わらないと思います」と語っていたが、山本はルーキーイヤーにどんな活躍を披露するのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【髙橋尚成のHISAちゃんの当該動画はこちら／https://www.youtube.com/watch?v=HglnItQxfYk】