U-23日本代表、森保一監督の去就を再考すべき理由。3位以下なら東京五輪金メダルは夢のまた夢【AFC U-23選手権】

1月10日(金)7時0分 フットボールチャンネル

【U-23日本代表 1-2 U-23サウジアラビア代表 U-23アジア選手権B組第1節】

 サッカーU-23日本代表は9日、AFC U-23選手権(東京五輪アジア最終予選)のグループリーグ第1節でU-23サウジアラビア代表と対戦し、1-2で敗れている。

 U-23日本代表がいるグループBのもう一つのカードは、シリアが後半アディショナルタイムに同点弾を決め、カタールと引き分けた。この結果によりサウジアラビアが1位、日本代表は単独最下位となった。

 五輪イヤー初戦は苦しい試合展開となった。前半は敵陣で崩す場面は少なく、なかなかフィニッシュに持ち込めず。後半は失点後すぐに同点に追いついたものの、食野亮太郎のゴールは単発に終わってしまった。

 森保一監督率いるチームは、自国開催の東京五輪での金メダル獲得を目標に掲げている。しかし、この日の戦いを見る限りでは金メダルを目指すチームの試合ではなかった。

 食野は迫力あるプレーを時折見せていたが、周囲との連係は合わず。田中碧がパスを散らしてスペースを作っても、パスを受けた味方は安易にボールを下げてそれをふいにした。このチームの戦い方の軸になるようなものは一向に見えてこない。

 2年に1度行われるAFC U-23選手権は、2大会ごとに五輪最終予選を兼ねている。今大会は東京五輪の出場権を懸けた戦いとなっており、日本を除く上位3チームに出場権が与えられる。

 リオデジャネイロ五輪出場が懸かった4年前の同大会は、決して楽な戦いではなかったが優勝している。準決勝までの5試合で許した失点はわずか2で、6試合中4試合が1点差勝利。韓国との決勝戦では2点を先行されながら、後半に3点を奪って逆転勝利を収めた。

 8年前のロンドン五輪最終予選は、4チームによるホーム&アウェイ形式で行われた。アウェイのシリア戦を落としたもののマレーシア、バーレーンには2勝し、5勝1敗のグループ1位で五輪出場権を獲得した。この予選でも、許した失点はシリア戦での計3失点だけだった。

 2012年のロンドン五輪は4位という結果を残すことができたが、アジア王者に輝いた2016年のリオ五輪はグループステージ敗退に終わっている。アジアの舞台と世界の舞台を単純に比較することこそできないが、アジアの舞台で勝てないチームに、世界の頂点を狙えというのも無理がある。

 オーバーエイジこそ3名加えられるものの、五輪本番に出場できる18名のうち、少なくとも15名は1997年1月1日以降に生まれた選手でなければいけない。基本的には昨年以降に呼ばれた選手の中から選考されるだろう。

 となれば、停滞している現状を変える方法は一つ、監督を変えることだ。監督を辞めさせるだけでは意味がないが、より適した人物がいれば監督交代は大きな起爆剤になるだろう。

 五輪出場権はこの大会の上位3チームにしか与えられない。日本は開催国なので例外だが、3位以内に入らなければ出場する実力もないのと同義である。もし、3位に入れなければ……。日本サッカー協会は大きな決断を下す必要に迫られるかもしれない。

(文:編集部)

【了】

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