チアゴ・シウヴァ、敗戦後にスタンドの観客と会話…「今まで以上に団結する必要がある」

　チェルシーに所属するブラジル代表DFチアゴ・シウヴァがミドルスブラ（2部）戦後に見せた行動に注目が集まっているようだ。9日、イギリスメディア『デイリーメール』が伝えている。

　チェルシーは、カラバオ・カップ（リーグカップ）準決勝ファーストレグでミドルズブラと対戦。準決勝のみホーム&アウェイ方式が導入され、この試合はミドルスブラの本拠地『リヴァーサイド・スタジアム』で行われた。下部カテゴリーのチーム相に幾度となく決定機を作るも、前半の1失点に泣き、先勝を許してしまった。　　

　試合後、チェルシーファンが激怒。アウェイの観客席でブーイングが鳴り響いた。すると、チアゴ・シウヴァが観客席に近づきサポーターの一人と言葉を交わした後ハイタッチをしてその場を離れた。この光景を複数の現地メディアが「彼はサポーターを落ち着かせようとした」と報じ、注目が集まっている。

　チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督は試合後のインタビューでチアゴ・シウヴァの行動について問われると、「（チェルシーの）ファンはミドルズブラのファンに反応していたので、混乱しないでほしい。彼らは私たちに対して素晴らしかった」と、チェルシーサポーターの怒りはチームに対して向けられたものではないと主張した。

　しかし、39歳のベテランDFはその日のうちに自身の『Instagram』を更新。この日の試合について言及し、ファンに向けて以下のようにメッセージを送っている。

「今日の結果に最初に不満を感じたのは僕だ。しかし、まだセカンドレグがあり、僕らはファイナルに向かうために全てを捧げるつもりだよ。そのためにも今まで以上に団結しなけれないけない。今日は僕たちと一緒に戦ってくれてありがとう」

　チェルシーは、今月23日に本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で行われるミドルスブラとのセカンドレグに臨む。39歳となった今もなお、プレミアリーグ屈指のDFであり続けるチアゴ・シウヴァは、クラブを決勝の舞台に導けるのだろうか。


【投稿】チアゴ・シウヴァのメッセージ