ソン・フンミンやサラーら…プレミアリーグの今季前半戦のベストイレブンとは?

2024年1月10日(水)15時57分 サッカーキング

前半戦のベストイレブンに選出された選手たち [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグのレジェンドが今シーズン前半戦のベストイレブンを選んでいるので見てみよう。

 プレミアリーグは先週末のFAカップ3回戦を挟み、ここから「ミッドシーズン・プレーヤー・ブレーク」を迎える。他のリーグのような正式なウィンターブレークではなく、1つの節(第21節)を2週に分けて行うことで、試合のない週末を休む「休暇分散」に入る。束の間の休息を迎えるわけだが、その間にニューカッスルなどで活躍した元イングランド代表FWアラン・シアラー氏がプレミアリーグ公式サイトで今季ここまでのベストイレブンを選出しているので紹介しよう。

 プレミアリーグ歴代最多ゴール記録を持つレジェンドが選んだ今シーズン前半戦のベストイレブンがこちらだ。

[写真]=Getty Images

■GK:グリエルモ・ヴィカーリオ(イタリア代表/トッテナム)



 シアラー氏が選ぶ今季前半戦のベストゴールキーパーは、今季からトッテナムに所属するイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオ(27歳)だ。アンジェ・ポステコグルー新監督が繰り出す攻撃的な“アンジェ・ボール”を最後尾で支える守護神は、DFラインの裏のスペースもカバーする。シアラー氏も「シュートセーブ」と「プレッシャーがあるなかでのビルドアップ」の攻守両面を評価している。

■右SB:トレント・アレクサンダー・アーノルド(イングランド代表/リヴァプール)



 右サイドバックは首位を走るリヴァプールのDFトレント・アレクサンダー・アーノルド(25歳)。相変わらずのキック精度でここまでプレミアで2ゴール・3アシスト。今季はイングランド代表やクラブチームで中盤を任されることもあり「彼の適正ポジションはサイドバックなのか、セントラルMFなのか?」という論争にも発展。シアラー氏はどちらのポジションでもチームに貢献できると語り、特にラストパスは「天下一品」と大絶賛する。

■CB:ウィリアン・サリバ(フランス代表/アーセナル)



 一人目のセンターバックにはアーセナルのDFウィリアン・サリバが選ばれた。22歳とは思えぬ落ち着きで、難なくピンチを防いでしまうサリバには、シアラー氏も「まさに一流。あの年齢で簡単そうに守ってしまうのは信じられない」と舌を巻く。

■CB:フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表/リヴァプール)



 もう一人のセンターバックはフィルジル・ファン・ダイク(32歳)だ。一時は「ピークを過ぎた」とも言われたが、今季は圧倒的な存在感で首位を走るリヴァプールのDFラインを統率している。「ベストな状態に戻った」とシアラー氏もファン・ダイクの完全復活に太鼓判を押す。

■左SB:デスティニー・ウドジェ(イタリア代表/トッテナム)



 トッテナムから2人目の選出。今季から正式にトッテナムでプレーしている21歳は、圧倒的な身体能力が魅力で昨年10月にはイタリア代表デビューを果たした。「スパーズの高いDFラインにとって彼のスピードは欠かせない」とシアラー氏は評価する。

■MF:デクラン・ライス(イングランド代表/アーセナル)



 誰が選んでも今季プレミアリーグの前半戦ベストイレブンに名を連ねると思われるのが、ウェストハムからアーセナルにやってきたMFデクラン・ライス(24歳)だ。パス本数やボールタッチ数は今季プレミアのトップ10に入っており、完全にアーセナルの中盤の核となっている。さらに後半の追加タイムに2本も決勝ゴールを決めており、シアラー氏は「タックルと試合の流れを読む力は素晴らしいし、重要なゴールまで決めている」と選考理由を挙げている。

■MF:ドウグラス・ルイス(ブラジル代表/アストン・ヴィラ)



 中盤には、ここまで2位と大躍進を見せるアストン・ヴィラのMFドウグラス・ルイス(25歳)も選ばれた。中盤の底でゲームを組み立てるだけでなく、今季はすでにプレミアで6ゴール・3アシスト。しかも全ゴールをホームゲームで挙げており、「今季のヴィラの成功の原動力。特にホームゲームでの彼のゴールは極めて重要」とシアラー氏も語っている。

■右ウィング:モハメド・サラー(エジプト代表/リヴァプール)



 31歳のリヴァプールの絶対的エースは、今季ここまでマンチェスター・シティのFWアーリング・ハーランドと並び得点ランク1位の14ゴール。それだけに留まらず、リーグ最多タイのアシスト数(8)までマークしている。これにはシアラー氏も「我々は偉大なことを目撃している」と感服している。

■左ウィング:ソン・フンミン(韓国代表/トッテナム)



 今回、シアラー氏は超攻撃的な「4−2−4」の布陣でベストイレブンを選出しており、左ウィングに入ったのは今季ここまで12ゴールを叩き出しているトッテナムの韓国代表FWソン・フンミン(31歳)だ。「彼は特別な才能を有している。彼がゴールを前でボールを持った瞬間、私はゴールを確信する」と、プレミアリーグ歴代最多ゴール記録を持つ英雄も惜しみない賛辞を送っている。

■FW:ジャロッド・ボーウェン(イングランド代表/ウェストハム)



 2トップの一角にはウェストハムからFWジャロッド・ボーウェン(27歳)が選ばれた。今季は本職のウィングだけでなくセンターフォワードとしても活躍しており、ここまでプレミア11ゴール。「カウンターアタックを得意とするウェストハムで抜群の活躍を見せる無慈悲なフィニッシャー」とシアラー氏は同選手を表現する。

■FW:オリー・ワトキンズ(イングランド代表/アストン・ヴィラ)



 最後の一人は好調アストン・ヴィラのFWオリー・ワトキンズ(28歳)だ。シアラー氏が「見事な連係プレーとゴールの嗅覚でアストン・ヴィラの攻撃をけん引」と称えるストライカーは、今季ここまで9ゴール・8アシスト。彼の活躍なくしてアストン・ヴィラの躍進はないだろう。

■監督:ウナイ・エメリ(アストン・ヴィラ)



 シアラー氏が「前半戦ベストイレブン」の指揮を任せるのはアストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督だ。52歳の戦術家は、わずか1年強でアストン・ヴィラを残留争いから優勝争いを演じるチームへと大変身させた。シアラー氏も「ホームでは圧倒的な強さを誇り、マンチェスター・シティやアーセナルを倒して優勝争いを演じている」と今季のサプライズチームに賛辞を送っている。

(記事/Footmedia)

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