全チームでドライバー変更の大シャッフル。ホンダが2019年スーパーフォーミュラのラインアップを発表

2019年1月11日(金)12時37分 AUTOSPORT web

 2018年末に行われたSFエンジンメーカー/ルーキーテストで驚くようなラインアップ変更を行ったスーパーフォーミュラのホンダ陣営。その流れを踏襲する形で、2019年のラインアップも大幅変更されることになった。カスタマーカーの祭典、東京オートサロン2019の会場にて、ホンダは2019年のスーパーフォーミュラのラインアップを正式発表した。


 一番のトピックは2018年に2度目のドライバーズタイトルを獲得した山本尚貴と野尻智紀のスワップ。山本はDOCOMO TEAM DANDELION RACINGへの移籍が決定し、チームメイトの福住仁嶺とともに、揃ってチームを移籍する。


 その山本、福住が2018年まで所属していたTEAM MUGENには、野尻とともに事前の予想通り、昨年もスポット参戦していたダニエル・ティクトゥムが加入。


 REAL RACINGは、2019年も引き続き1台体制での参戦となる。ドライバーは、12月に鈴鹿で行われたルーキーテストにもこのチームから参加したフランス人ドライバーのトリスタン・シャルパンティエとなる。シャルパンティエはピエール・ガスリーの従兄弟とのふれ込みで12月の鈴鹿テストに参加していたが、当のガスリーが従兄弟であることを否定して話題となった。ふたりは親しい間柄のようだが、未だ関係性が不明だ。


 昨年の11月にヨーロッパの強豪チーム『モトパーク』とのコラボレーションを発表したB-Max Racing Teamは、元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーの甥であるルーカス・アウアーと、レッドブルF1の空力デザイナー、エイドリアン・ニューウェイの息子ハリソン・ニューウェイのふたりを起用する。『空力の鬼才』『空力の天才』と呼ばれる稀代のデザイナーであるエイドリアンの姿を今年のスーパーフォーミュラの現場で見ることができるかもしれない。


 TCS NAKAJIMA RACINGはラインアップを一新。こちらもルーキーテストで起用したアレックス・パロウと、牧野任祐を起用。牧野はスーパーGTとスーパーフォーミュラの両カテゴリーでNAKAJIMA RACINGのマシンを走らせる。


 全日本F3選手権に関しては、2018年シーズンをランキング6位で終えた大湯都史樹が引き続きTODA Racingより参戦。FIA-F4には、SRS-Fomulaのスカラシップを獲得した三宅淳詞がHFDP/SRS/コチラレーシングから参戦することが発表となった。


 また今回の体制発表会では、2019年シーズンを海外で戦うドライバーについても改めて発表があった。2017年までFIA F2(GP2時代を含む)に参戦していた松下信治はカーリンからF2に復帰し、ホンダとレッドブルの共同育成プログラムの一環により角田裕毅がイェンツアー・モータースポーツからFIA F3に参戦する。2018年にFIA-F4で角田に続いてランキング2位となった名取鉄平も、Carlin Buzz Racingより同じくFIA F3に参戦が決まった。


 なお角田はフォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズ(2018年までのF3ヨーロッパ選手権)にも出場することが決まっており、こちらはモトパークからの参戦となる。


■スーパーフォーミュラ 2019 ホンダドライバーラインアップ






















































カーナンバーチームドライバー
1DOCOMO TEAM DANDELION RACING山本尚貴
5DOCOMO TEAM DANDELION RACING福住仁嶺
15TEAM MUGENダニエル・ティクトゥム
16TEAM MUGEN野尻智紀
17REAL RACINGトリスタン・シャルパンティエ
50B-Max Racing Teamルーカス・アウアー
TBAB-Max Racing Teamハリソン・ニューウェイ
64TCS NAKAJIMA RACINGアレックス・パロウ
65TCS NAKAJIMA RACING牧野任祐


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