帰国時に“譲り合い”。EWCセパン8耐の超重量級トロフィー/東京オートサロン2020トピックス

2020年1月11日(土)21時57分 AUTOSPORT web

 1月10〜12日まで千葉県の幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2020』。autosport webでもホンダやニッサン、スバルなどスーパーGTやスーパーフォーミュラを戦うメーカーの参戦体制や、トヨタGRヤリスなど注目の市販車についてのニュースをお届け。また注目の車両をひと目見ようと多くのクルマ好き、レース好きが会場を訪れている。


 今回はそんな東京オートサロン2020で、autosport web編集部員が見つけたトピックスを写真中心にご紹介。会期最終日の12日(日)に来場を予定している方、残念ながら足を運べないという方も、ごゆるりとお楽しみいただきたい。


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ル・マン24時間レースの優勝トロフィー。ルイ・ヴィトン製のケースで保管されている


 TOYOTA GAZOO Racingブースには、2018/2019年のWEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”のル・マン24時間レースで2連覇を飾ったチームが受け取ったトロフィーが展示されている。ふだんはトロフィーの後ろに飾られた高級ブランド『Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)』製のケースで保管されているという貴重なもの。


 TOYOTA GAZOO Racingは2018/2019年のWECでチームタイトルを獲得しており、そのトロフィーもあわせて展示中。2014年にチームタイトルを獲得した際は『TOYOTA』と記載されていたが、スーパーシーズンは『TOYOTA GAZOO Racing』での勝利だったので、彫られたロゴも変わっているのがポイント。

トロフィーに刻まれたTOYOTA GAZOO Racingのロゴ
WEC世界耐久選手権の2018/19年シーズンのチームタイトルを獲得したTOYOTA GAZOO Racingに贈られたトロフィー


 ちなみに、こちらのふたつのトロフィーはトヨタが所有しているわけではなく、会期終了後には返却されてしまうとのこと。オートサロン期間中のチェックをお忘れなく。


 また、東京オートサロン2020では、ドライバーズタイトル獲得を祝したトロフィーも展示中だ。こちらは中嶋一貴が受け取った私物とのこと。

全日本フォーミュラリージョナル選手権で使用されるDOME F111/3
全日本フォーミュラリージョナル選手権で使用されるDOME F111/3


 ADVICS・M’s Collection・C-WESTブースには、2020年シーズンより新たに始動する全日本フォーミュラ・リージョナル選手権で使用される『DOME F111/3』の特別カラーバージョンの姿が。シリーズ開幕に先駆けて実車をチェックできる貴重な機会と言えそう。


ダイハツのブースに展示さてた初音ミク仕様のハイゼット。グッズやミニカーの販売が行われた。
ナンバープレートも初音ミク仕様になっている


 さまざまなデザインのクルマが展示されているダイハツブースでは、スーパーGTでもおなじみの初音ミクがデザインされたハイゼットが登場。ミニカーや初音ミクのグッズなども販売されており、ナンバープレートまでしっかりとミク仕様の本格派。

埼玉自動車大学校ブースに展示された2019年仕様のグッドスマイル 初音ミク AMG


 初音ミクつながりで、続いてはこちら。北ホールの埼玉自動車大学校ブースには2019年カラーリングのグッドスマイル 初音ミク AMGが置かれていた。上述のダイハツブースのお隣、中ホールのメルセデス・ベンツブースでは2020年仕様のミクカラーAMG GT3もチェックできるので、新旧比較をしてみては。

ミツビシ・アウトランダーPHEV 特務機関NERV仕様


 そして北ホールの三菱自動車ブースでは、ゲヒルン株式会社とコラボしたミツビシ・アウトランダーPHEVの災害対策対策車『アウトランダーPHEV 特務機関NERV仕様』も展示されている。


 ゲヒルン株式会社はSNSやアプリ『特務機関NERV』などで防災情報配信サービスを展開している企業。アプリ名や社名のゲヒルンなどは人気アニメーション『エヴァンゲリオン』シリーズに登場するもの。

車体側面には『特務機関NERV 災害対策車』『特務機関NERVロゴ』があしらわれている


 東京オートサロン2020に展示されているアウトランダーPHEV 特務機関NERV仕様も、エヴァンゲリオンの世界観にマッチしたものになっており、車体側面に掲げられているNERVロゴはヱヴァンゲリヲン新劇場版で登場しているものがあしらわれている。

ミツビシ・アウトランダーPHEV 特務機関NERV仕様のリヤタイヤ後方のロゴ


 このアウトランダーPHEV 特務機関NERV仕様は2台が製作されていて、展示されているのは1号車。リヤタイヤの後ろには号車を表す“1”と“PHEV”を意味するロゴも。この表記の仕方はエヴァファンならニヤリとするはず。

車体後部にも『NERV』


2019年のTCRジャパン・シリーズを戦ったアルファロメオ・ジュリエッタTCR

 北ホールには2019年に発足したTCRJジャパン・シリーズを戦ったアルファロメオ・ジュリエッタTCRといったレース参戦車両も展示中。2020年スーパーGTにGRスープラGTを投じる埼玉トヨペットブースも北ホールに配置されているので、あわせてチェックしてみては。


無限ブースに展示されたSF19

 中ホールの無限ブースではSF19とMOTUL MUGEN NSX-GTなどが半分ホワイトの状態で展示されていた。2020年の無限のコンセプトカラーがホワイトのため車体は白くラッピング、タイヤは塗装したという。
無限ブースに展示されたMOTUL MUGEN NSX-GT


 また、無限ブースではマシンへの搭乗体験やタイヤ交換体験といった企画も実施されていた。

ホンダブースに飾られたMotoGPマシンとF1マシン


 無限の隣にあるホンダブースでは、市販車はもちろんMotoGPマシンとF1マシンも飾られカメラを向けるモータースポーツファンが多く見られた。

スズキ スイフトスポーツ カタナエディション


 東ホールのスズキブースでは、2019年に19年ぶりに復活したスズキの大型二輪車であるカタナとコラボレーションしたスイフトスポーツ カタナエディションが飾られていた。スイフトスポーツ カタナエディションはオランダで限定30台が発売されたモデルだ。

西ホール3 LOCKに展示されたTONE RT SYNCEDGE4413のBMW S1000RR
TONE RT SYNCEDGE4413がEWCで獲得したトロフィー


 西ホールのLOCKブースに展示されたTONE RT SYNCEDGE4413のBMW S1000RRだ。TONE RT SYNCEDGE4413は2019年は全日本ロードレース選手権とFIM世界耐久選手権(EWC)の鈴鹿8時間耐久ロードレースとセパン8時間耐久ロードレースに参戦した。


 ブース内には鈴鹿8耐のSSTクラスで優勝を飾ったトロフィーとセパン8耐でSSTクラス3位を獲得した際のトロフィーが展示されていた。


 トロフィーはライダー3名分とチームにひとつの計4つ貰ったそうで、セパン8耐のトロフィーは超重量級とのこと。マレーシアから持って帰る際、飛行機での荷物の重さをクリアするため誰が持って帰るかで苦労したという。

岩﨑哲朗、柴田義将(OGURA CLUTCH with RIDE IN)


 西ホールの小倉クラッチブースには、2020シーズンに全日本ロードのST1000クラスで戦うことをこのオートサロンで発表したOGURA CLUTCH with RIDE INの岩﨑哲朗と柴田義将が迎えてくれた。ST1000クラスは2020年から新設されるクラスだ。


 岩﨑哲朗はカワサキのマシンを駆りJ-GP2クラスで戦っていたが、1000ccクラスにステップアップし、マシンのメーカーも変更しヤマハYZF-R1を使用する。新加入の柴田義将は2019年に菅生ロードレース選手権、もてぎロードレース選手権、筑波ロードレース選手権のJSB1000クラス3選手権を制覇したライダーだ。


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