来オフFAのダルビッシュはパドレスと再契約か。現地メディアが予想「途方もない価値をもつこととなる」

2023年1月11日(水)17時19分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 昨季、レギュラーシーズン16勝を挙げ、メジャー自身最多タイの白星を挙げたダルビッシュ有の、来季以降の去就が話題となっている。パドレスの地元、サンディエゴのスポーツメディア『East Village Times』が2023年オフにフリーエージェント(FA)となる日本人右腕について、2024年以降もパドレスの一員としてメジャーのマウンドに登ると予想した。

 同メディアは、現地時間1月9日配信となったパドレス投手陣を扱う特集記事の中で、他の契約最終シーズンとなる他の主力投手と比較しながら、ダルビッシュへの信頼の高さを表している。記事では「ダルビッシュは昔ほど若くはないが、この右腕投手はかなり安定している。パドレス先発陣の中で、プレーオフシーズンになると36歳のダルビッシュがもっとも信頼感がある」と称えている。

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 さらに「昨シーズン、自己最高の194イニングを投げ、これはダルビッシュのキャリアで2番目に多い投球回数となった」と指摘、さらに「彼はエリート投手であり、その価値は長い間証明されてきた。ダルビッシュの投げる球種は、打者に対して圧倒的であり、球種は12種類にも及ぶ」と評した。

 ダルビッシュは今年の8月にさらに一つ年齢を重ねる。メジャー11シーズン目を迎える大ベテランと位置付けられるも、現地メディアは再契約が有力だと、以下の様に主張している。

「この日本人右腕投手は、2018年2月にカブスと結んだ6年1億2600万ドルの契約の最終年である今季、1800万ドルを稼ぐことになる。ダルビッシュの次の契約では、1シーズン2000万ドルを軽く超えることとなるだろう。40歳の誕生日を目前に控え、3年契約が予想されるようだ」

 また「メジャーでは過去5度、所属チームでシーズン30回を超える先発登板を果たしている。イニングを長く任せることのできる、それは途方もない価値を持つこととなる」と先発投手としての高い評価を送っている。

 そして、シーズン序盤より、再契約について交渉が始まるとして「球団とダルビッシュとの議論は、春に加熱する可能性がある。双方が話し始めたら、かなり早く結論が出ることを期待する」と再契約への見込みも示している。

 昨シーズンは日米通算3000奪三振という金字塔も打ち立てたダルビッシュ。年齢とともにさらに強靭さを増すその右腕で、今後も長くメジャーの打者と相対することとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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