巨人・小林誠司 がけっぷちの契約最終年 トレード回避に求められる「数字」とは

2023年1月11日(水)11時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人・小林誠司捕手(33)が10日、自主トレーニングを公開。正捕手争いについて「やっている以上は負けたくない。少ないチャンスかもしれないけど、体も元気だし勝負していきたい」と力強く宣言した。

 昨年は60試合の出場にとどまり、打率は・148だった。2年連続打率1割以下に終わった過去2年(20年=・056、21年=・093)より改善したが、依然として「8人目の野手」としては物足りない数字となっている。

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 この点について10日、恒例の千葉・国際武道大学での特別講義後、原監督も小林に関して「彼の課題はバッティング」と「打てる捕手」を求めた。

 今季は4年契約の最終年を迎える。置かれる立場は年々厳しくなる一方だ。原監督肝入りで4年契約を結んだ当初は「ジャイアンツにいてもらわないといけない選手」と高い評価を得ていたが、時は流れ、今はゲーム終盤の守備固め要員となっている。

 「原監督も打撃でアピールしている大城を認めつつあります。小林に関しては最低でも2割3分ぐらいは打ってほしいと公言。通常の捕手であるならそこまで難しい数字でなくとも、今の小林には厳しい数字となるでしょう」(放送関係者)

 2割3分といえば、現在の打率・148からすると、打撃に関してかなり上積みが求められる。

 そんな苦境に追い込まれた小林には近年、トレード候補の声もつきまとう。

「打てなくてもあの肩は一級品。捕手は経験が生きるポジションとあって、小林なら球団もまだまだ商売できる。生え抜きドラ1とあって、難しい部分はあるが、ひょっとしたらひょっとするかもしれません」(同)

 希望の光があるとしたら、チームに加入した大久保打撃チーフコーチはかつて西武で強打者育成に実績があり、小林の再生に自信を見せている。チーム内からの人望も厚い人気者は攻守で輝きを取り戻せるか。注目のシーズンとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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