世界一奪還を見据える侍ジャパンの「投手陣4本柱」に海外から称賛と警戒の声「非常に手強い存在になる」
2023年1月11日(水)16時9分 ココカラネクスト

(C)Getty Images
3月開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での世界一奪還を目指す日本代表は、投打とも「史上最強」メンバーであるとの呼び声が高い。すでにメジャー選手3名が発表されている他、NPBが誇るトッププレーヤーたちも名を連ねた。
特に、大谷翔平やダルビッシュ有をはじめとするピッチングスタッフには、その顔触れを称賛する声が海外からも伝えられている。
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米野球サイト『Swing Completo LLC』は現地時間1月10日、WBC出場国の投手陣を特集しており、日本の先発候補4人を「ベストローテーション」と称している。
同メディアは、日本とドミニカ共和国を今大会でのアメリカの対抗馬と位置付けており「今大会で印象的な先発ローテーションを組んでいるのは、ドミニカ共和国と日本だ。確かに他のチームにもスター投手はいるが、この2か国が見せる厚みと質は贅沢なものだ」と印象を綴っている。
記事の中では大谷、ダルビッシュ、山本由伸、佐々木朗希を先発候補と予想。それぞれの特徴も紹介しており、大谷については「日本の攻撃の主役であるだけでなく、マウンド上でも主役の切り札となる」と指摘した。
さらに「ダルビッシュはWBCでの投球がどのようなものかすでに知っているが、現在36歳とより多くの経験を積んだ状態で大会に挑む。このオオタニとダルビッシュのコンビは、2023年のWBCでは非常に手強い存在になるだろう」として、メジャー投手2人が他国にとって大きな脅威であると述べている。
また「ヤマモトは、近年のNPBで最も優れた先発投手の一人に数えられる右腕である。そのリーグでの生涯成績は、54勝23敗と素晴らしいものである」と山本の実績を称えており、続けて佐々木にも「ササキは、日本が誇る新鋭投手だ。2022年、若干21歳の彼は、オリックス戦での完全試合など、マウンドでの印象的なパフォーマンスで日本の話題を独占した」として、昨季のパフォーマンスを絶賛。「国内組」の両投手も日本代表投手陣の中心的存在であると強調している。
米国メディアが警戒心も表すほどの豪華な先発投手陣。日本野球の進化の象徴とも呼べる4本柱こそ、3度目の栄冠をもたらしてくれる原動力となるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]