「足りていないのは練習量」巨人コーチ就任の大久保博元氏、再建を託され指摘した問題点とは!?

2023年1月11日(水)6時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 昨シーズン4位に終わった巨人は、Bクラスからの脱却はもちろん、ペナント奪還を掲げて今季の戦いに挑む。今オフでは、FAやトレードなどによる選手獲得での大きな動きはみられないものの、かつてユニフォームを着て活躍したOBが新たにコーチングスタッフとして加わっている。

 その中の一人として、手腕に特に期待が寄せられているのが、一軍打撃チーフコーチに就任した大久保博元コーチだ。これまで、古巣の西武でも指導歴を持ち、楽天では監督としてチームの先頭に立った。その豊富な指導キャリアも買われ、巻き返しを図る巨人打撃陣の再建を担う。

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 その大久保コーチが今オフ、秋季キャンプに参加した際の練習での様子や、これまで抱いていたチームの印象などを語った声が伝えられている。

 元阪神の下柳剛氏のYouTubeチャンネル『柳に風【下柳剛公式チャンネル】』において、1月6日更新の「【宿敵】下柳がデーブ大久保を直撃!! 巨人打撃コーチ就任で見えた巨人軍のリアル!! 原監督の驚きの口説き文句とは!?」にゲスト出演した大久保コーチは、巨人の現状への素直な感想の他、意外なコメントも口にしている。

 大久保コーチはチームの位置づけを「Bクラスにいるのはおかしい。優勝できるかどうか(でなければならない)」と述べており、投打とも戦力が揃っていると指摘。さらに「走塁も重要視していく」と今後のビジョンを明かしながら、打者では増田大輝、松原聖弥の名を挙げ「足が速く、バッティングも良い。レギュラーを獲れる」と主張した。

 その上で、本塁打ばかりがフォーカスされてきたチームの問題点として「巨人は実は足の速い人間が試合で出せる実力が無いだけ」として、走力を生かし切れていなかったと分析。

 また、評論家として活動していた2022年に「負けた時に悔しがっている選手がほとんどいないように見えた。こんなにあっさりベンチ裏下がるのは、練習してねえな、悔しくないんだな」と振り返っており、その戦いぶりから、現在のチームに対し「足りていないのは練習量」と強調している。

 秋季練習では原辰徳監督に練習量を増やすことを提案し、了承を得た上で実践したとのエピソードも披露しながら、レギュラー当落線上の選手たちをさらに向上させるつもりであるとして「この春(キャンプ)だと思っている」と強い意気込みも語った。

 現役時、トレードで加わり巨人のチーム内の雰囲気を一変させた大久保コーチ。その指導方針に加え溌剌としたキャラクターも、巨人の現状打破には最もふさわしいと言えるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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