女子高校生レーサーJujuが日本人女性初のスーパーフォーミュラ参戦!ホンダとの関係も注目に

2024年1月11日(木)11時0分 ココカラネクスト

Jujuの参戦を発表したチームのティーザーイメージ(TGMグランプリの公式Xから)

 女子高校生レーサーの野田樹潤が日本人女性選手で初めて国内トップフォーミュラに参戦することが決まった。マネジメントを手掛けるNODAレーシングコンサルタンツから1月9日にスーパーフォーミュラにホンダ系チームのTGMグランプリから参戦することが発表された。愛称のJujuで選手登録される見通しで、男性ドライバーを相手にどこまで渡り合えるかが注目される。

【画像】昨年12月のルーキーテストでのJujuの走り

「大きなステップを踏む事になり、楽しみと不安が入り交じっているというのが今の気持ちです。経験値では遥かに及ばない先輩方と同じレースを走る事ができて夢のようですし、沢山の事を学ばせて頂ければと思いますし、失敗を恐れずに楽しみたいです」などとコメント。

 日本のトップフォーミュラは1973年に全日本F2000として始まり、その後は全日本F2、全日本F3000、フォーミュラ・ニッポン、スーパーフォーミュラと名称が変更。その間に参戦した女性選手はいずれも外国人で、1980年のディビナ・ガリカ、1997年のサーラ・カバナ、2020〜2021年に参戦したタチアナ・カルデロンがいる。

 また、史上最年少での参戦となる。3月10日に鈴鹿サーキットで迎える開幕戦決勝を18歳37日で迎えることになり、全日本F2時代に1979年にスポット参戦したマイク・サックウェルの18歳177日の記録を塗り替えることになる。

 Jujuは14歳でデンマークF4にデビュー。昨季は旧F3カテゴリーのフォーミュラユーロオープンで初優勝したほか、イタリアを中心に開催されるジノックスF2000で女性初のチャンピオンを獲得した。岡山国際サーキットでの非公式レースに参戦したことはあるが、日本の公式戦には1度も出場したことがなく異色の存在ではある。

 男女混走で競技することに対しても「女性にはトップカテゴリーで活躍するのは無理という意見もありますが、それは実力だけの問題ではなく、レギュレーション自体にも問題があると考えます。この参戦が女性にとっても、よりイコールとなるようなルールの見直しであったり、色々なネガティブなステレオタイプの払拭につながればと願います」とし、モータースポーツ界に一石を投じたい考えのようだ。

 シリーズは年間で9戦しかないため、欧州のフォーミュラシリーズ「BOSS GP」(年間6大会)も掛け持ちで参戦する予定。旧型のF1マシンなどビッグフォーミュラカーが混走するレースで、欧州とのパイプを維持をしながら経験値を重ねる。スーパーフォーミュラにはホンダエンジンを搭載するチームからの参戦で、今後のホンダとの関係も注目される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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