「駆け引きに負けた」衝撃の和田毅プロテクト漏れに高木豊氏見解 「相当打たないと厳しい」 山川に与える影響も危惧

2024年1月11日(木)16時30分 ココカラネクスト

高木豊氏

 西武がソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手の人的補償として、和田毅投手を指名する方針を固めたと1月11日付の「日刊スポーツ」ほか複数のメディアが報じた。

 山川穂高のFA移籍に伴い、西武側に提出した人的補償リストの内容に注目が高まっていた。「宝の山」ともいわれる豊富な戦力の中から、西武側が誰を指名するのかひそかに注目されていたが、まさかのレジェンド左腕だった。

【速報】西武が山川穂高の人的補償で和田毅を獲得か︎『お金に換算できない損失が…』チームを揺るがす西武の駆け引きとは

 この衝撃の結果に球界内からも様々な考察の声が上がっている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は11日に「【速報】西武が山川穂高の人的補償で和田毅を獲得か!?『お金に換算できない損失が…』チームを揺るがす西武の駆け引きとは!?」と題した動画を更新。今回の西武側の選択に言及している。

 まず「功労者ということを考えると色々な思いがある」と話した高木氏。昨年も8勝をあげるなど、入団以来チームを支えてきた和田の立場になってみれば、プロテクトから外れたことに複雑な思いも生じるのではないかと慮った。

 続けてソフトバンク側の思惑に関しては、和田の42歳という年齢に加え、西武は投手王国という側面もあり、プロテクトから外しても獲らないという目算があったのではとした。

 一方、西武としては、隅田知一郎、佐藤隼輔、ドラフト1位左腕の武内夏暉(22=国学院大)などいることで「いい見本にはなるよね」とレジェンド左腕の存在がチームにもたらす影響は大きいとした。

 チームの精神的な支柱も務めていたことで、「そういう人間がプロテクトされてなかった。(ソフトバンクは)駆け引きに負けた」と総括してみせた。

 ファンのショックも大きいとした上で、今回のきっかけとなったソフトバンクに移籍した山川への影響を危惧する場面も。自身の移籍で結果的にチームの顔ともいえる人材の放出を招いたことになり、「山川にとってもプレッシャーが強くなった」「相当打たないと叩かれるのは必至だよ」と主砲としての働きが期待される山川への期待値も一層、高まると見る。

 また、和田が西武に加入することで若き左腕たちが成長することに繋がれば、「お金にかえられない(ソフトバンク側の)損失だよね」と指摘。改めて和田の穴の大きさを語った。

 最後は新天地での和田の活躍に「応援してるし、頑張ってほしい」とエールを送っていた高木氏。

 生涯ホークスと思われていた和田の移籍が両球団にどんな影響を与えるのか。今後も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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