被打率から見る最も打たれない投手は? 先発、中継ぎともに左腕がトップ【パ編】

1月11日(金)12時4分 フルカウント

マリナーズに移籍した菊池雄星が.210で先発部門でトップの数値

 投手が失点しないためには、出塁を許さないのが第一だ。そのためにも被安打を減らすことは重要だ。2018年のNPB主要投手の「被打率」を調べてみた。

パ・リーグ

○80イニング以上投げた先発投手の被打率ベスト10

1菊池雄星(西) .210(14勝4敗 率3.08)
2岸孝之(楽) .218(11勝4敗 率2.72)
3藤平尚真(楽) .222(4勝7敗 率4.43)
4バンデンハーク(ソ) .224(10勝7敗 率4.3)
5千賀滉大(ソ) .228(13勝7敗 率3.51)
6東浜巨(ソ) .235(7勝5敗 率3.32)
7ボルシンガー(ロ) .235(13勝2敗 率3.06)
8上沢直之(日) .237(11勝6敗 率3.16)
9ディクソン(オ) .241(4勝6敗 率3.55)
10二木康太(ロ) .242(4勝7敗 率3.93)

 今季、MLB移籍が決まった西武の菊池が1位。最多勝は同僚の多和田真三郎に譲ったが、菊池が最も安打を打たれにくい投手だった。ちなみに多和田の被打率は.261で80イニング以上投げた31人中21位だった。2位楽天の岸も順当な印象だが、3位藤平は負け越しているうえに防御率も高い。藤平は被打率は低かったが、81.1回で57四死球を与えている。いくら安打を打たれなくても、これだけ歩かせてしまえば成績は悪化する。

○同ワースト5

27涌井秀章(ロ) .272(7勝9敗 率3.70)
28有原航平(日) .281(8勝5敗 率4.55)
29酒居知史(ロ) .283(2勝6敗 率5.59)
30有吉優樹(ロ) .284(6勝5敗 率3.74)
31加藤貴之(日) .285(5勝8敗 率4.53)

 2桁勝利の投手はいない。力がありながら不本意な成績に終わった投手が並んでいる。制球が甘くなり、痛打を許したことで成績が悪化したことを物語っている。

リリーフ陣ではソフトバンクの嘉弥真が.153でトップの数値

○40救援登板以上の救援投手の被打率ベスト10

1嘉弥真新也(ソ) .153(0S 25H 率2.45)
2近藤大亮(オ) .179(0S 9H 率3.33)
3宋家豪(楽) .183(0S 6H 率1.73)
4宮西尚生(日) .191(0S 37H 率1.80)
5益田直也(ロ) .192(3S 17H 率3.08)
6ヒース(西) .193(13S 9H 率2.50)
7モイネロ(ソ) .198(0S 13H 率4.53)
8比嘉幹貴(オ) .203(1S 9H 率2.04)
9平井克典(西) .204(0S 21H 率3.40)
10山本由伸(オ) .206(1S 32H 率2.89)

 今度は救援投手だ。救援投手のほうが先発投手より被打率は低くなる。短いイニングに集中するからだ。1位はソフトバンクの左腕嘉弥真。67登板で33イニング。ワンポイント的な起用だが、被打率は.153、ほとんど打たれていない。

 10傑はヒースを除いてセットアッパー。2018年セーブ王のソフトバンク森唯斗は、.227で14位だった。セットアッパーの数がクローザーよりも多いこともあるが、クローザーには安打を打たれても何とかリードを保つという別の能力も求められているのかもしれない。

○同ワースト5

22澤田圭佑(オ) .249(0S 8H 率2.54)
23玉井大翔(日) .258(0S 2H 率4.13)
24松永昂大(ロ) .269(0S 26H 率3.15)
25増田達至(西) .284(14S 2H 率5.17)
26大谷智久(ロ) .294(0S 18H 率5.40)

 25位の増田、26位の大谷は実績のある救援投手。被打率の上昇が成績の悪化につながっている。

 セイバー的には被打率は「偶然の産物」とされる。投手が打たれまいと努力しても、打球が野手のいないところに落ちるのを防ぐことはできない。投手は安打を打たれないために、三振を増やすしかないという考えだ。しかし、甘いコースに投げれば安打を打たれる確率は高まる。被打率はやはり投手の能力を表しているといって良いだろう。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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