サンチョ、2年半ぶりのドルトムント復帰が正式決定! マンUからレンタル移籍、背番号は「10」

2024年1月11日(木)23時0分 サッカーキング

マンUでは構想外の状況が続いていたサンチョ [写真]=Getty Images

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 ドルトムントは11日、マンチェスター・ユナイテッドからイングランド代表FWジェイドン・サンチョがレンタル移籍加入することを発表した。

 両クラブの発表によると、レンタル移籍期間は2024年6月30日までのおよそ半年間。サンチョは2023−24シーズン終了時までドルトムントでプレーすることとなる。背番号は「10」に決まった。

 イギリスメディア『BBC』によると、今回のレンタル移籍契約に買い取りオプションは付随していないという。ドルトムントはレンタル料として350万ユーロ(約5億6000万円)をマンチェスター・ユナイテッドへ支払うこととなる。また、サンチョの出場時間と成績、今季のドルトムントのブンデスリーガおよびチャンピオンズリーグ(CL)の成績に応じて、レンタル料は最大400万ユーロ(約6億4000万円)まで上昇するようだ。

 サンチョは2000年3月25日生まれの現在23歳。ワトフォードやマンチェスター・シティのアカデミーで育ち、2017年夏に海を渡ってドルトムントへ加入した。加入直後はU−19やU−23チームでもプレーしたが、同年10月にはトップチームでブンデスリーガデビューを果たす。ドルトムントで公式戦に出場した初のイングランド人となると、翌シーズンからは両サイドのウイングを主戦場に不動の地位を築き、在籍した4シーズンで公式戦通算137試合出場50ゴール64アシストを記録。2019−20シーズンのDFLスーパーカップ、翌2020−21シーズンのDFBポカールでは優勝に大きく貢献した。

 ドルトムントで欧州屈指のウインガーとして名を馳せると、2021年夏に推定7300万ポンド(現在のレートで約135億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍加入。2026年6月30日までの5年契約を結んでいた。加入してからの2シーズンは一定の出場機会を確保し、主力の一角として母国で活躍していたが、今シーズンに入るとある出来事をきっかけに状況が変わる。プレミアリーグ開幕から3試合連続で途中出場した後、第4節のアーセナル戦(●1−3)でベンチ外となった際、エリック・テン・ハフ監督はその理由がサンチョの練習態度にあると主張。しかし、サンチョはSNSを通して猛反発し、指揮官と真っ向から対立していた。以降はトップチームの練習から外され、昨年8月を最後に、1分たりとも公式戦のピッチに立っていない状況が続いている。

 2年半ぶりのドルトムント復帰が決まり、サンチョはクラブを通して次のようなコメントを発表している。

「今日、ドレッシングルームに入った時、『ホームに帰ってきた』という感じがしたよ。僕はこのクラブを知り尽くしているし、このクラブのファンは常に僕を支えてくれた。チームメイトに再会すること、公式戦のピッチに立つこと、笑顔でサッカーをすること、アシストやゴールを記録することが何よりも楽しみだ。そして、今現在のドルトムントの目標でもある来季のCL出場権獲得に貢献するのが待ちきれないね」


【画像】背番号10のユニフォームを身に纏ったサンチョ

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