レアル・ソシエダの育成ノウハウが日本へ…ヤスダグループとタッグを組みアカデミーを開校! ジャパンツアーの開催にも言及

2024年1月11日(木)20時0分 サッカーキング

ヤスダグループのレアル・ソシエダの安田慶祐代表取締役(中央)とレアル・ソシエダのジョキン・アペリバイ会長(左)、ロベルト・オラべSD(右)

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 日本代表MF久保建英の所属するレアル・ソシエダとYASUDA group(ヤスダグループ)は11日、「パートナーシップ契約締結発表会」を都内で実施。レアル・ソシエダの教育システムを生かした『ソシエダ・ジャパンアカデミー』の開校と、トップチームによるジャパンツアーの開催予定を発表した。

 今回の会見には、ヤスダグループの安田慶祐代表取締役と共に、レアル・ソシエダのジョキン・アペリバイ会長、ロベルト・オラベSD(スポーツ・ディレクター)も登壇。ジョキン会長は「私たちのメソッドは、サッカーのことはもちろん、人としてどういった成長をしていくかも今まで考えてきたので、そういったことも踏まえて取り組んでいきたい。レアル・ソシエダを一言で例えると“家族”。この日本で家族をもっともっと増やしていこうと思います」と語り、今回のプロジェクトへの期待を口にした。

 一方、オラベSDは「大きな目標はレアル・ソシエダで長年築き上げてきたものを用いて日本の中から数年後にトップチームで戦える選手を発掘、成長させること」とコメント。下部組織からトップチームに多くの選手を輩出しているレアル・ソシエダで経験を積んだ指導者を日本に送り出すとともに、今回のアカデミーの対象となる小学生年代に限らず、中高生に関してもスカウティングを行なうことで日本全体の才能を発掘していくいく考えも明かした。

 また、ヤスダグループの酒本勝太アカデミーディレクターは「今後、世界でプレーをしたいという子供たちに夢を与えられるプロジェクトにしていきます」と述べ、動画で会見に登場した久保も「ヨーロッパの一線で活躍しているクラブが日本にきて、アカデミーを開いてくれるということは非常にポジティブなこと。このチャンスを無駄にしないように、参加される人たちは是非チャンスをつかみ取ってほしい」と、日本の子供たちにメッセージを送った。

 そして、ジャパンアカデミーの開校だけでなく、シーズンオフには「ジャパンツアー」を行う予定であることも発表。久保は動画の中で、古巣であるFC東京との対戦希望を口にするとともに、まだプレーしたことがない国立競技場でのプレーを熱望。ヤスダグループの最高マーケティング責任者を務める谷川烈氏は「対戦相手や日程、場所については現在調整中」としながら、「子どもたちがたくさん来て、試合を見て、夢を持ってもらえるような場にしたい」との思いを語った。

 会見の最後には、ヤスダグループの安田慶祐代表取締役がマイクを持ち、「今回の締結に関しては、レアル・ソシエダの『お金目的ではなく、“育成”という観点で日本に向き合っていきたい』という強い想いに応える形で実現しました。ヤスダグループとしても本プロジェクトをしっかり推進していきたいと考えています」と力を込め、今回のプロジェクトに関する熱い思いと決意を口にした。


【動画】ジャパンツアーへの思いを語る久保建英とマルティン・スビメンディ

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