盛況に終わった東京オートサロン2020。展示されていたスーパーカーも帰路へ/オートサロン最終日トピックス
2020年1月12日(日)21時15分 AUTOSPORT web

1月10〜12日まで千葉県の幕張メッセで開催された『東京オートサロン2020』。autosport webでもホンダやニッサン、スバルなどスーパーGTやスーパーフォーミュラを戦うメーカーの参戦体制や、トヨタGRヤリスなど注目の市販車についてのニュースをお届け。また注目の車両をひと目見ようと多くのクルマ好き、レース好きが会場を訪れていた。
今回はそんな東京オートサロン2020で、autosport web編集部員が見つけたトピックスを会期最終日の12日(日)の模様を中心にご紹介!
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11日の19時から国際展示場では、ギャルズ・パラダイス主催の「レースクイーン新年会」が実施された。毎年恒例となっているこのレースクイーン新年会は、ファンとレースクイーンたちが新年の門出を祝うもので、今年は19名のレースクイーンと100名を超えるファンが集まった。

イベントステージでは東京国際カスタムカーコンテスト2020の受賞車両が発表された。コンセプトカー部門やドレスアップカー部門、チューニングカー部門など8部門の最優秀賞と優秀賞の発表が行われ、各賞に選ばれたクルマを展示した出展者に壇上でトロフィーが授与された。
そのうち、コンセプトカー部門はTOYOTA GAZOO RacingのGR YARISを抑え株式会社エッチ・ケー・エスのHKS GR SUPRA AEROが最優秀賞を獲得した。1月19日まではオートサロンのホームページで投票できるカスタムカーグランプリが実施され、8部門の各最優秀のクルマの中からグランプリが決定する。
北ホールのGENDAIブースには展示されていたレクサスRC。実はこのクルマ、プロ野球で活躍する荻野貴司選手の愛車だ。
エクステリアには株式会社WONDERが手掛けた『FALCONER』ブランドのフロント、サイドアンダーフラップのほか、リヤセンターとリヤサイドにディフューザーが備わる。
これらのエアロパーツは、商売道具であるグラブやバットはもちろん、ソックスにまでこだわり抜くという荻野選手本人と打ち合わせを重ね、荻野選手のイメージに合うものとなるように設計された新商品となっている。
パーツひとつひとつの造形や質感そして、メイド・イン・ジャパンの高品質カスタムパーツにこだわりを持つWONDERと、荻野選手。生業とするものは別分野であるものの、互いの強い“こだわり”が両者を引き合わせたという。
2019/20年シーズンのWEC世界耐久選手権に、LMP2タイヤサプライヤーとして参戦しているダンロップは西ホールにブースを出展した。ここではNASCARエクスフィニティシリーズを戦うスープラとともに、イオタの38号車カラーに彩られたLMP2カー『オレカ05』が展示され、同ブランドのモータースポーツとのつながりをPRしていた。
そのオレカ、よくよく見てみるとル・マン仕様、すなわちロードラッグ仕様であることが分かる。
さらに近づいて見てると、コクピット脇に日章旗とローマ字で書かれた名前が浮かび上がっている。このラインアップでピンとくる方は鋭い。フロントに回ってみればノーズに、日本でもお馴染みのあのチームの名前を見て取ることができた。
『Rally Japan』と題したトヨタ・ヤリスWRCのデモランイベントにTOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム総代表を務める豊田章男トヨタ自動車社長がサプライズ登場。デモランで見事なドーナツターンを披露した。
このデモランイベントでは今年のWRC8戦にスポット参戦する勝田貴元が土日2日間のデモランを担当。迫力あるデモランを見せ、最終日のデモランではタイヤをバーストさせるくらいの走りを見せた。
その後、ニュータイヤに履き替えデモランを行った章男社長も、なかなかのすり減り具合だった。
昨年から終了時間が1時間延び、18時にクロージングとなった東京オートサロン2020。カスタムカーの祭典は今年も盛況に終わった。